YouTubeチャンネル「じたばたシニアライフ_普通の夫婦と猫の暮らし」が公開した動画で、60代の夫婦が家計管理の失敗談と、定年後を見据えたお金の管理術について語った。

動画冒頭で夫は「最近、共働きの夫婦が増えている」と述べ、最近の調査として「令和時代に結婚した夫婦では73%が別財布」と紹介した。さらに「昭和婚(昭和期に結婚した夫婦)でも45%が別財布」とし、世代を問わず別財布(収入・支出を各人で管理する方式)が広がっていると指摘。メリットとして「自由に使える」点を挙げつつも、「ギャンブルで散財したり、高価な車を買ったりする人もいるかもしれない」と述べ、家計全体の把握が難しくなるリスクに注意を促した。

同夫婦は結婚当初から別財布だった。「ボロボロのアパートからのスタート」だったにもかかわらず、「すぐにお金が足りなくなった」と振り返る。妻は家計簿をつけ始めたが「1カ月でやめた」ため、その後30年以上にわたり体系的な家計管理を行わなかったという。費目の分担は、夫が住宅ローン・教育費・水道光熱費などを、妻が食費を主に負担していた。娘の学費や家の補修(雨漏り、外壁塗装)が重なった時期、夫は「お金がなきゃ払いようがない」と言い出せず、妻も「ついついあなたに甘えていた」と述懐。「もっと早くから意識して、貯金や投資に回していれば、老後はもう少し楽だったかもしれない」としている。

その後、妻が53歳で退職し、夫の収入は一本化。家計も一本化された。夫は当初「69歳まで働く」つもりだったが、65歳で年金の受給開始年齢に達すると気持ちが変化し、「もう辞めたくて仕方がなかった」と明かす。年金生活に入ると「毎月赤字は確定で、10万円程度の赤字になる」とし、物価高もあって節約の難しさを語った。日常の一幕として、夫が「お菓子を少し余分に買ってくると、妻に『お菓子買いすぎじゃない?』と言われる」と紹介している。

2人は「誰も家計管理の必要性を認識していない期間がとても長かった」ことを最大の問題と分析。子育てや病気、介護などで収入や働き方は変わり得るため、「夫婦で一緒に考えた方がいい」と強調した。方法としては、「物理的に財布が分かれていても、管理を共有していれば問題はない」とし、定額の小遣い制、旅行用の積立口座、定期的な家計会議など、気軽にお金の話をする工夫を挙げた。いざという時に助け合える体制づくりが、安定した老後には不可欠だとまとめている。

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