Googleがモバイルデバイス向けOS「Android 16」を現地時間の2025年6月10日に正式リリースしました。Android 16では新たなデザインシステム「Material 3 Expressive」が導入されて見た目がガラリと変化したほか、通知機能の強化など各種機能のアップデートも行われています。

Android 16: Productivity, security and more features on Android

https://blog.google/products/android/android-16/

Android Developers Blog: Android 16 is here

https://android-developers.googleblog.com/2025/06/android-16-is-here.html

Pixel VIPs, Android 16 and more updates in the June Pixel Drop

https://blog.google/products/pixel/pixel-drop-june-2025/

Android Developers Blog: Developer preview: Enhanced Android desktop experiences with connected displays

https://android-developers.googleblog.com/2025/06/developer-preview-enhanced-android-desktop-experiences-connected-displays.html

Android 16のUI・UXにはGoogleが提唱するデザインシステム「Material 3 Expressive」が採用されています。Material 3 Expressiveは2021年に登場した「Material You」のアップデート版として開発されたデザインシステムで、ボタンの見た目やアニメーションが変化しています。



Material 3 Expressiveの詳細は以下の記事にまとめています。

Googleが「Material 3 Expressive」デザインをAndroid 16/Wear OS 6向けに発表、Material Youの導入から約4年ぶりのデザイン変更 - GIGAZINE



通知機能にも大幅なアップグレードが施され、通知内に「フードデリバリーなどの進行状況を示すプログレスバー」を表示できるようになりました。



また、単一アプリからの複数の通知を自動的にグループ化する機能も追加されています。



GoogleはAndroid 16の目玉機能として「補聴器ユーザー向けの機能」を挙げています。補聴器は基本的に外部の音を拾うマイクを搭載しており、自分の周囲の音を聞こえやすくしています。Android 16では「ハンズフリー通話中はスマートフォンの出力音声に集中するようにする」といった操作が可能になりました。



また、Android 16にはOS標準機能として補聴器のコントロール機能が搭載されており、音声プリセットを変更したり音量を調整したりできます。



Android 16を搭載したタブレットではPCのように複数のウィンドウを画面内に自由に配置できるようになりました。このウィンドウ配置機能はSamsungと共同開発したとのことで、対応するデバイスで2026年後半に利用可能になる予定です。



さらに、スマートフォンやタブレットを外部ディスプレイに接続して、PC風の画面を外部出力することも可能です。スマートフォンを外部ディスプレイに接続した場合、スマートフォン上には通常の画面が表示され、外部ディスプレイにのみPC風の画面が表示されます。



PC風の表示対応したタブレットを外部ディスプレイに接続すると、タブレットと外部ディスプレイの間でウィンドウを移動することが可能になります。



また、これまでスマートフォン向けアプリをタブレットで起動した際に「アプリが画面中央に表示され、タブレットの広い画面が無駄になる」という現象が発生していましたが、Android 16ではデバイスの画面サイズに応じてアプリのUIを柔軟に変化させられるようになります。



Android 16では「高度な​保護機能」がアップデートされており、簡単な操作で最高レベルのセキュリティを確保できるようになりました。ほかにも、電話詐欺からの保護機能や盗難対策機能などもアップデートされています。Android 16のセキュリティ機能の詳細は以下の記事にまとめています。

Googleが発表したAndroid 16のセキュリティ機能まとめ、メッセージの不正検出の拡張・通話中のアプリのサイドローディング防止・高度な保護機能プログラムの強化など - GIGAZINE



Android 16は既にPixelシリーズ向けに配信されており、2025年後半にはMaterial 3 Expressiveに関する追加のアップデートが配信される予定です。