憧れの高級車を買ったのに「なんか違う…」これってあるあるなの?

車を契約する瞬間には、大きなワクワク感と緊張感が込み上げてくるものです。さらに、それが「憧れの高級車」ともなれば、達成感に震えるような気分になるかもしれません。

しかし性能や装備の充実した高級車であっても、実際に乗りはじめてから「思っていたのと違うな」というポイントが出てくることもあるようです。

今回は実際に高級車を購入したオーナーに、「買ったときの喜び」と「その後の誤算」について聞きました。

おちおち買い物にも行けない…

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上質なデザインの高級車は、街中でも目を引くものでしょう。しかし、「どんな場面でも目立ってしまうこと」は、想像以上にストレスとなることもあるといいます。

「数年前にアストンマーティンのDB9を中古で購入しました。新車で出た当時からデザインに惚れ込んでいたものの、価格的に手が出せずにいて。でも、株高のおかげでかなり余裕が出てきたんですよね。

ずっと憧れていただけに、納車の前日は興奮して眠れないくらいでしたし、実際にエンジンをかけた瞬間の感動は今でも忘れられません。

ただ、いざ日常生活で使おうとすると、やっぱり周りの視線は気になりますね。コンビニやスーパーの駐車場に停めるだけで、子どもに指をさされたり。それは嬉しくもあるんですけど、知り合いに『あの日ショッピングモールいたでしょ』なんて指摘されることもあり、気が休まらないんですよ。

あと、会社の同僚や取引先の人たちの反応も気になりました。『そんなに儲かってるの?』『悪いことしてない?』みたいに冗談っぽくいわれるけど、どう受け答えしていいのか困ることが増えましたね」(50代男性)

高級車はたしかにステータスにはなるものの、周囲の視線を集めやすく、あらぬ憶測を呼ぶこともあるようです。日常の足としても使う場合には、高級車ならではのプレッシャーが生じることもあるのでしょう。

「キレイに所有する」だけでもお金がかかる

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高級車の洗練されたデザインや、重厚な塗装は、眺めているだけで満足感が得られるものです。しかし、それを維持するための手間やコストが想像以上にかかる面があるといいます。

「黒のレクサスLXを購入しました。圧倒的な存在感に惹かれて選んだんですが、少し放置しただけで汚れがすごく目立つんですよね。

普通の洗車機に入れると傷が気になりますし、週に1度は専門業者に頼むようになり、月3万円近くかかるようになりました。

あとは盗難対策ですね。一応、地下駐車場なのでリスクは低めではあると思うんですけど、盗難台数の多い車種ですし、何かしら手は打っておかないと。

最初はハンドルロックくらいで十分かと思っていたのですが、ニュースでそれでも盗まれてしまった事例を見て、本格的なセキュリティを入れて。その費用だけで50万円くらいかかっています」(30代男性)

せっかく高級車に乗っているのだから、「ボディをいつもキレイにしておきたい」というのは自然な感覚でしょう。洗車にかかるお金のほかにも、タイヤやオイルなど、性能の高い車は費用が高くなる傾向にあります。

さらに、盗難の多い車種では、盗まれないための対策も必須です。このように「普通の車では気にしなくてもよい部分」まで考えなくてはならず、想像以上に出費がかさむ面があるのかもしれません。

これなら普通のモデルでよかったかも…

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一般に、高級車と呼ばれる車にはメーカーの最先端技術が盛り込まれ、性能や装備面で非常に充実しています。

そのため「高ければ高いほどいい」とも考えてしまいますが、車にも適材適所があり、高いからといって一切のネガがなくなるわけではありません。

「数年前にBMW M5を買いました。ずっと憧れていた車で、Mモデルならではのパワフルなエンジンと質感の高い走りに惹かれましたね。

納車されてからは、もう人生のなかでも最高潮のテンションでした。自宅の駐車場に停まっているM5を眺めながら、『とうとう自分もMのオーナーか』と感慨深くもありました。

でもしばらく日常で使ううちに、『ちょっと持て余すな』と感じる場面も増えていって。高速道路ではいいんですけど、街中で乗るには足が硬いんですよね。一応、電子制御のダンパーなので設定は変えられるんですが、一番柔らかくしてもそれなりに突き上げはあります。

あとは私が貧乏性なのもあるんですけど、パワーがありすぎてもったいない感じはしますよね。街中の流れに乗るだけなら、普通の5シリーズでも十分すぎるほどですし。M5に対して『思い切り走れなくてゴメンな』みたいな気持ちもありますね。

結局、週末にドライブを楽しむ程度の使い方になり、日常の足は国産のコンパクトカーがメインになっています。M5はたしかに刺激的な車で満足もしていますが、日常的に乗るなら、普通のモデルの方がバランスはよかったかもしれないですね」(50代男性)

ハイパフォーマンスモデルの加速やパワーは非常に魅力的ですが、乗り心地の硬さや燃費の悪さが日常生活ではストレスになることもあるでしょう。加えて、公道で「通常モデルとの性能の違い」を発揮できる場面はそうはありませんから、「一般的なモデルの方が快適で使いやすかった」と感じるケースもあるかもしれません。

このように、高級車はたしかに魅力的な面を多くもっているものの、維持費の高さや周囲の視線など、想定外の誤算が生じることもあるようです。

高級車であろうと大衆車であろうと、購入前には自分のライフスタイルや維持費をしっかりシミュレーションしておくことが大切なのでしょう。