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 ◇ナ・リーグ パドレス2ー11ダイヤモンドバックス(2024年9月29日 フェニックス)

 パドレスは29日(日本時間30日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に敗れ、レギュラーシーズン最終戦を黒星で終えた。それでも93勝69敗でシーズンを終え、ワイルドカード1位が確定しており、本拠でワイルドカードシリーズを迎える。

 試合後、マイク・シルト監督は6回の第3打席で二塁打を放って今季200安打に達し、3年連続首位打者を当確させたアラエスについて「我々が祝いたくなるようなことを達成した。すごいね。すごい打者であり、男でもある。このグループにとって大きな存在だが、偶然の一致だとは思わない。彼がこのクラブでどんな存在であったかは、記録が証明している。3つの異なる年に3つの異なるクラブでタイトルをとった。みんな喜んでいる」と毎年、違うチームで首位打者を3年連続で獲得したことを称えた。

 2022年もアラエスが打率・316で初の首位打者に輝き、ヤンキース・ジャッジの3冠王を阻止。今季もドジャース・大谷翔平のトリプルクラウンを阻み「そうだね。とても印象的だね。でも、(彼らは)いつか三冠王をとるだろう(笑)」とすごいこととしつつも、ジャッジ、大谷は来季以降に3冠王に輝くのではと笑った。

 10月1日(同2日)からのワイルドカードシリーズは本拠で行うことが決まっているが、ブレーブスとメッツが30日(同10月1日)にダブルヘッダーを残しているため、対戦相手は決まっていない。それでも指揮官は「僕らは僕らのことに集中する。どんな形であれ、(初戦となる)火曜日には準備を整え、熱意とハングリー精神を持ち試合に臨むつもりだ」と冷静に語った。

 対戦相手が決まらない中、先発投手やロースターについてどうするか問われ「先発投手は明日、発表するつもりだ。ローテーションはかなりいい感じだ。対戦相手に関係なく変わることはない」とシースやキング、ダルビッシュら先発陣は顔ぶれがそろっていることから、ローテーションはどのチーム相手でも変わらないとした。

 また、メジャー1年目でチーム2位となる64試合に登板した松井について「ユウキは男まさりで1年間を通していい仕事をしてくれた。新リーグだけでなく新天地でのプレーを学ぶのは少し大変だったと思うが、彼はチームに溶け込み、素晴らしい仕事をした。彼は左打者も右打者も打ち取り、ブルペンの大きな存在を担ってくれた」とブルペンを支えたと労いの言葉をかけた。