GMと現代自、車両の共同開発など検討へ

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David Shepardson

[ワシントン 12日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と韓国の現代自動車は12日、車両の共同開発、供給網の問題、クリーンエネルギー技術など重要な戦略分野で将来の協力関係を模索することで合意したと発表した。

拘束力のない了解覚書に調印した。「両社の補完的な規模と強みを生かしてコストを削減し、より幅広い車種・技術を顧客により早く提供する」方法を検討する。

「乗用車・商用車、内燃エンジン、クリーンエネルギー、電動・水素技術の共同開発・生産」が協業プロジェクトの中心になる可能性があるとしている。

バッテリー原料や鉄鋼などの分野で共同調達の可能性も検討し、「拘束力のある合意に向けた機会と進展」について直ちに評価を開始する。

GMとホンダは昨年10月、廉価な電気自動車(EV)共同開発計画を撤回したことを明らかにしている。両社は前年、EV大手テスラに対抗するため、50億ドルを投じて協力することで合意していた。