KNB北日本放送

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黒部川の2つのダムにたまった土砂を下流に流す、2024年の連携排砂は、19万立方メートルを目標に行うことが決まりました。

これは、出し平ダムと宇奈月ダムをそれぞれ管理する関西電力と国土交通省、黒部川流域の自治体などの代表でつくる協議会が22日の会議で決めました。

2024年の目標排砂量の19万立方メートルは、2023年、2年ぶりに行われた連携排砂の実績のおよそ6割の量です。

2022年の連携排砂は、排砂の体制に入ったもののダムへ流れる水の量が急に減り中止となりました。

このことから、大雨など限られたタイミングで排砂を行うことができるよう、これまで出し平ダムへの流入量が毎秒130トンを下回ったときに排砂を中止していた基準を2024年は試験的に110トンに引き下げて行うとしました。