KNB北日本放送

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大阪府警察本部が摘発した特殊詐欺の被害金などの資金洗浄事件で、逮捕された12人の中に富山県在住の3人が含まれていることが分かりました。

犯行グループは、資金洗浄口座の開設に協力する人をSNSなどで募っていたということです。

組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕されたのは、高岡市下関町の会社役員 大和隆生容疑者(40)、高岡市守護町の会社役員 晒谷耕太朗容疑者(39)、そして富山市羽根の個人事業主 坂田 徹容疑者(33)の県在住者3人を含む12人です。

大阪府警によりますと、犯行グループは収納代行業の「リバトングループ」を名乗って、経営実態のない会社500社ほどの4000以上の口座を使い、資金洗浄を行っていた疑いです。

グループは多数の犯罪組織から依頼を受けて複数の法人の口座に資金を入れ、海外経由で犯罪組織に戻していたということで、少なくとも700億円の入金があったとみられます。

グループはSNSなどで「副業をしませんか」と口座開設の協力者を募り、法人登記の方法を指南するなどして犯行を拡大させていたとみられます。