タイヤの「空気圧」最近いつ「確認」した? 放っておくと「大事故」にも!? 「めちゃ重要」な空気圧の確認方法とは

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最近「タイヤの空気圧」いつ確認しましたか!?

 年末年始は帰省や行楽などで、いつも以上に長距離のドライブが増える時期です。
 
 しかし出かける前に、タイヤの空気圧は必ずチェックする必要があります。

エアゲージ(タイヤゲージ)を持っていれば日常的に空気圧の測定ができて安心ですが、まずは定期的に立ち寄るガソリンスタンドで「空気圧」をしっかり確認することから始めてみましょう[画像はイメージです]

 クルマのメンテナンスといえば、車検や1年点検など、ディーラーなどの業者に依頼して行うものをイメージする人が多いかもしれません。

【画像】「えっ…!」これが高速道路で「絶対やってはいけない」行為です!(30枚以上)

 しかし普段から、ユーザー自身による日常点検を行うことが大切です。

 中でもタイヤの空気圧は、クルマに乗る頻度に関わらず自然と下がってしまうため、業者による点検以外のタイミングでも定期的にチェックして補充する必要があります。

 タイヤの空気圧は、タイヤ販売店やガソリンスタンドで点検や補充をしてもらえるほか、セルフ式のガソリンスタンドなどにも無料で自由に使える空気充填(じゅうてん)器が置いてあることも多いため、簡単にセルフチェックが可能です。

 特に、低扁平タイヤなどタイヤの種類によっては、特に空気圧の低下が見た目にはわかりづらいため、見た目を基準にすると空気圧が下がりすぎてしまう恐れがあります。

 そのため、タイヤに空気を補充する際は必ず空気圧が測れる「タイヤゲージ」がついた物を使用し、さらに空気圧の点検を行うタイミングは、タイヤの見た目や感覚に頼るのではなく、給油や洗車の時に合わせて行うなど、少なくとも月1回を目安にタイミングを決めて実施するのがいいでしょう。

 またタイヤの温度によっても空気圧が左右されてしまうことから、タイヤが冷えている状態でチェックすることが大切です。

タイヤの空気圧は高すぎても低すぎてもダメ!

 タイヤの空気圧は、クルマごとに適正な数値が決められており、多くの場合、運転席のドアを開けたところに指定空気圧が記載されたステッカーが貼ってあるほか、オーナーズマニュアルなどでも確認できます。

 空気圧は高すぎても低すぎてもタイヤの性能へ悪影響があり、安全性の低下を引き起こすことがあるため、必ず表示された指定空気圧を守って充填します。

ちゃんと空気圧をチェックしていないと「タイヤバースト」という最悪の事態に陥る危険性も![画像はイメージです]

 例えばもしタイヤの空気圧が高すぎると、接地面のセンター部分だけが摩耗しやすくなるほか、振動による乗り心地の悪化や、縁石の接触などちょっとした衝撃で破損したりタイヤが破裂する「バースト」が発生したりする原因にもなります。

 反対に、空気圧が低すぎるとタイヤのたわみが増えて転がり抵抗が増し、タイヤが必要以上に発熱して損傷してしまうことも考えられ、操縦安定性の低下や、燃費悪化の影響になるなど、デメリットが増えるため危険です。

 タイヤの空気圧が下がる要因について、タイヤメーカーのブリヂストンによると「自然な空気漏れ」が最も大きいといいます。

 クルマを動かしても乗らずに放置していてもタイヤの空気は自然に抜けていき、1か月でおよそ5〜10%程度低下するといい、さらに乗用車の3台に1台は空気圧不足であるというデータもあります。

 クルマによく乗るという人はもちろん、週末にしか乗らないなど頻度の低い人でも、定期的なセルフチェックを行うことが大切です。

※ ※ ※

 クルマの空気圧のチェックを含めた日常点検は、月に1回以上の頻度で実施することが推奨されています。

 空気圧のチェックは、給油や洗車でガソリンスタンドを利用する時など、事前にタイミングを決めて定期的に実施し、長距離運転の前後にも空気圧のチェックをしておくと安心です。