家族についても言及したイニエスタ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1第19節]神戸1−1札幌/7月1日/ノエビアスタジアム神戸

 ヴィッセル神戸は7月1日、ホームで行なわれたJ1第19節の北海道コンサドーレ札幌戦を、1−1で引き分けた。

 この一戦が神戸でのラストマッチだったアンドレス・イニエスタは、試合直後の退団セレモニーで、日本での5年間を振り返って「成長できた」と語った。その後の取材で、その真意をこう明かしている。

「自分が新たな国で、新たな文化に適応するために、ここに来て、日々の生活を送っていくなかで、成長を感じてきた。自分たちとしては日本を通過地点として来たわけではなくて、ここに家族として住みに来たという感覚を持っている。皆さんを近くに感じたかったし、皆さんにも近しく感じて欲しかった。そういうなかで、人として成長できたと思っている」

 選手としては「プレーし続けるために、常に成長して生まれ変わっていかないといけないと思っている。その意味で、ここで5年間のなかでで、自分は成長できたと思っている」と振り返った。
 
 イニエスタのプレーは、神戸に限らず日本全国のファン・サポーターを魅了して、サッカーを見るきっかけとなった人もいた。そう振られると、嬉しそうにこう答えた。

「心掛けてきたことは常に最大限の努力をもって100パーセントの努力で貢献をする。このクラブにも、この街にもリスペクトを持って向き合ってきた。これだけ長くここにいたということは、それだけ皆さんから感じた行為やリスペクトが大きかったということ。

 自分が我が家のようだというのは、本当にそう感じているから。実際に、下の子ども2人は日本にいる間に生まれている。そういう意味で、自分たちがここで得たものはすごく大きかった。

 同時に自分のことを誇りに思ってくれたり、自分がきっかけで(サッカーに)新たな興味が芽生えた人が多くいることが、自分がやってきたことが間違っていなかったという証明になるし、すごくうれしい」

 世界的なスーパースターにとって、神戸での生活は大きな意義があったようだ。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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