61号は持ち越しも4四球2得点をマークしたヤンキースのジャッジ

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● ブルージェイズ 2 − 5 ヤンキース

<現地時間9月27日 ロジャース・センター>

 敵地でブルージェイズに勝利したヤンキースが3年ぶり20度目の地区優勝を決めた。

 ヤンキースは1点を追う3回、2番・リゾ、3番・トーレスの連続適時打で逆転。5回以降もトレースが2打席連続適時を放つなど3点を追加した。投げては先発・タイロンが8回途中2失点の好投で14勝目(5敗)。投打が噛み合い敵地でア・リーグ東地区制覇を決めた。

 ア・リーグ&球団タイ記録の61号アーチの期待がかかるジャッジは、この日も「1番・右翼」で先発出場。初回の第1打席は三直に倒れたあと、第2打席以降は4打席連続四球。これにはブルージェイズファンからもブーイングが沸き起こった。

 ただ、4四球ともフルカウント後に歩いたもので、持ち前の選球眼を生かし逆転の生還含む2得点を記録。チームファーストの精神で地区制覇の立役者となり、優勝決定後はチームメイト、スタッフらと笑顔で抱き合い喜びを分かち合った。