Word、Excel、パワポでもトリミングを使うべし! 美しい比率で横長の写真を縦長にする

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「Wordで作った経歴書の顔写真枠に、スマートフォンで撮った写真をピッタリと収めたい」
「SNSのプロフィール写真は正方形だけど、使いたいのは縦長の写真」
そんなときは、縦横比を指定してトリミングすれば解決だ。

トリミングは写真の不要部分を切り取る機能。
トリミング時に縦横比を指定すれば、横長の写真から縦長の証明写真サイズに切り取ることも簡単にできる。

WordやExcel、PowerPointのトリミング機能には、1:1、3:4、16:9などのよく使われる縦横比が用意されている。Wordの書類に貼る写真ならWordでトリミングすれば、画像編集ソフトを別に起動させる手間も不要だ。
さらにトリミング後、画像形式で保存すれば、SNSやほかのソフトウェアでも使える写真ができあがる。


●縦横比を指定してトリミングする

まずは、写真を挿入しよう。
WordやPowerPointは、[挿入]タブから[画像]−[このデバイス]とクリックして挿入する。Excelなら[挿入]タブから[図]をクリック。その後はWord、PowerPointと同じ手順だ。

写真のトリミングは[図の形式]タブから行う。これは、写真を選択したときに表示されるリボンだ。

写真を選択し、[トリミング]の下側の▼をクリックして[縦横比]から比率を選ぼう。
ここでは[縦]グループの[3:4]を選択した。これは、一般的な証明写真(30mm×40mm)の比率でもある。

””


比率を選ぶとトリミングマークが表示され、切り取られる領域がグレイアウトする。
写真をドラッグし、枠の中に残したい部分が収まるように調整しよう。




これで写真以外の場所をクリックすれば、3:4の写真になる。

しかし、「顔だけの写真にしたいのに、全身が見えている!」
そんなときはさらにトリミングをして、その範囲を調整しよう。

「Shift」キーを押しながら四隅のトリミングマークをドラッグすると、縦横比はそのままにトリミング範囲を変えられる。




トリミング範囲が決まったら、写真以外の場所をクリックしてトリミング操作を終了しよう。





●写真の縦横の長さを指定する
トリミングした写真をそのままWordなどで使用する場合は、幅や高さの実際の長さは考えなくてもいい。貼り付ける枠に合わせ、四隅のハンドルをドラッグして調整しよう。
画像形式で保存して他のアプリなどで使う場合も、実際の長さを指定する必要はない。

しかし、プリンターで印刷し、はさみで切り抜きたい写真なら、トリミングのあとにサイズを設定しておく必要がある。

サイズは、[図の形式]タブの[サイズ]グループで指定する。
デフォルトでは縦横比は[固定]になっているので、縦横どちらかの数値を入れればいい。

ここでは幅30mm、長さ40mmにするため、高さの領域に「40」と入力した。
すると幅も自動的に、トリミング時に指定した3:4の比率で表示される。
同時に、写真も指定したサイズに変わる。

なお、ここでは「40」と入力したのだが、入力領域には縦「39.99mm」横「29.99mm」と、0.01の誤差をもって表示された。このように、入力した数値と表示される数値が若干違う場合もあるが、実用には差し支えない。





●リセットと圧縮
トリミングなどの写真の編集は、[図の圧縮]の操作をしない限り何度でもリセットしてやり直しができる。

トリミングした写真を選択し、[図の形式]タブで[図のリセット]−[図とサイズのリセット]とクリックすると、写真が編集前の状態に戻るのだ。




逆に、もうトリミングのやり直しをしないなら、[図の圧縮]をしておくのがおすすめだ。
この操作をすれば、写真はトリミング前には戻らない。
セキュリティに関わる部分をカットしたときには有効だ。ファイルサイズも小さくなる。

[図の圧縮]は、[図の形式]タブの[調整]グループにある。
クリックして表示されるウィンドウで[図のトリミング部分を削除する]にチェックを付ければ、切り取られた部分は復活しない。





●写真を画像形式で保存する
トリミングした写真を画像形式で保存するなら、まずは前述の[図の圧縮]をしておこう。
次に写真の上で右クリックし、メニューから[図として保存]をクリック。ファイル名を付けて保存する。このとき、保存場所もしっかりと確認しておこう。




これで、3:4の証明写真サイズの枠や1:1のプロフィール画像枠などに、お気に入りの写真をすっきりと収めることができる。
さまざまな場面で活用してみてほしい。




執筆 中野久美子