Microsoftは米国時間2021年1月12日、SharePoint、Teams、OneDriveなどMicrosoft 365でアップロード可能なファイルサイズが、100GBから250GBに拡大したことを発表した。同社は2020年7月にOneDriveのファイルサイズ制限を15GBから100GBに拡大したが、今回は100GBから250GBに拡大。2011年段階では50MBだったことを思い出すと感慨深い。

Microsoftは1月末までに制限を解除すると説明しているが、本稿執筆時点(1月18日)で対応しているか、OneDrive for Businessで動作検証を行った。

まずは「電卓」で250GBのバイト単位を求めるために計算


コマンドプロンプトなどを起動し(画面はWindows Terminal)、OneDrive for Businessのフォルダーに移動してから、「fsutil file createnew foo 268435456000」と入力して「Enter」キーを押す


アップロードエラーが発生した


筆者が契約しているテナントには、未展開のようである。ただ、気になるのはエラーを知らせる通知だ。メッセージには「ファイルサイズが150GB以下」との一文がある。15GBから100GBに拡大したことを知らせる公式ブログは確認できるが、150GBに拡大したという話は聞いたことがない。念のためMicrosoft Docsも検索してみたが見つからなかった。

筆者のOneDrive for Businessはすでに800GB以上のファイル(主に取材メモと音声データ、そして写真データ)があるため、空き容量に余裕のあるOneDriveで試すことにした。

OneDriveフォルダーで150GBのファイルを作成した


150GBのファイルは順調に同期が始まった


完了のタイミングを逸してしまったが、150GBのファイルがアップロードされた


ご覧のとおり150GBのファイルがOneDrive.comにアップロードできたことを確認した。ひとまず今月末には250GBまで拡大されるが、本稿執筆時点でのファイルサイズ制限は150GBのようである。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。ご連絡は以下のサイト内設置したフォームからお願いいたします。https://www.cactus.ne.jp/ この著者の記事一覧はこちら