「東京の銭湯」アプリで調べて、スタンプラリーしよう! 若年層にアピール
「銭湯行こう」――。ふとそう思いついても、どこに銭湯があるのかわからず、かといっていちいちネットで検索するのも二の足を踏んでしまう。
そんな経験をしたことがある人に嬉しいスマートフォン用アプリがある。
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合が2017年12月25日から配信している、都内約560の銭湯の情報がわかる「東京の銭湯」だ。いったいどのようなアプリなのか。
「若者に銭湯に来てもらいたい」
(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合提供)
都内約560の銭湯の営業時間、地図、電話番号を調べられるほか、「お気に入り登録」した銭湯から、薬湯などのイベントやサービスの予告情報をプッシュ通知で知らせてくれる機能もある。
このアプリを導入した理由は、「いろんな銭湯を巡ってもらいたい」と「若い人に来てもらいたいから」だという。
銭湯利用者の年齢層は高く、なかなか若い人に来てもらっていないそうだ。そこでスマホで情報を送って若い人が来やすいように、という理由で導入された。
また、「東京の銭湯」とは別に用意されたアプリ「銭湯お遍路」では、訪れた銭湯のスタンプを集められる。これまでにも紙でスタンプラリーはあったが、今回アプリからでもできるようになった。
スタンプの登録は、各銭湯の番台やフロントに置いてある各QRコードを読み込むだけで自動的にスタンプが貯まる。
アプリ版「銭湯お遍路」をするには、加盟店のフロントまたは番台で「銭湯お遍路スタンプのQRコードをスキャンしたい」と伝えればよい。アプリ版「銭湯お遍路」は、18年2月1日から開始されている。
銭湯お遍路のアプリ版と従来の紙のスタンプノートでは、スタンプの合算はできないので注意が必要。
1来店で1スタンプがもらえ、(同一浴場での重複スタンプは不可)26軒の銭湯で認定証(紙の賞状)が無料でもらえる。
以降、88軒、176軒と88軒ごとに認定証がもらえるが、認定料として1000円が必要。代わりに手ぬぐいかバッジがもらえる。