広州恒大のベンチで思いがけない動きがあった。クラブは4日、ファビオ・カンナヴァーロ監督に別れを告げ、元ブラジル代表監督のルイス・フェリペ・スコラーリ氏と2年半契約を結んだのだ。

広州恒大は声明で、「クラブの戦略的発展の必要性」から監督人事に踏み切ったと説明している。一方でカンナヴァーロ監督については、「厳格かつ公正、誠実なやり方で仕事をこなし、チームをできる限りのところに導いた。カンナヴァーロには感謝しており、彼の今後の幸運を願う」とコメントした。

カンナヴァーロ監督は昨年11月5日、マルチェッロ・リッピ氏の後任として広州恒大の指揮官に就任した。リッピ氏がクラブに推薦した形だ。

広州恒大はカンナヴァーロ監督の下で、リーグ戦13試合を終えて勝ち点26と首位タイにつけている。内訳は7勝5分け1敗だ。また、AFCチャンピオンズリーグでも、ベスト8に駒を進めている。