13日、東京・千代田区の国際フォーラムで行われた動画iPodの発表会でビデオで新製品を紹介するアップルコンピュータのスティーブ・ジョブスCEO。(撮影:吉川忠行)

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アップルコンピュータ日本法人は13日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで、 携帯音楽プレイヤー「iPod(アイポッド)」シリーズに、映画やドラマなど動画をダウンロードして視聴できる新機種を来週から出荷すると発表した。 最大で150時間分の動画、1万5000曲の音楽、2万5000枚分の写真を保存することができる。

 色は白と黒の2種類で、2.5インチのカラー液晶画面、最長20時間駆動のバッテリーを搭載。厚さはそれぞれ11ミリ、14ミリと既存機種より薄くなった。記憶容量が 30ギガバイトのモデルが3万4800円、60ギガバイトのモデルが4万6800円。

 米国では、「iPod」用の動画配信のため、娯楽・メディア大手のウォルト・ディズニー社と提携。ディズニー傘下のテレビ局ABCが放送するドラマなどを1本1.99ドル(約226円)で米国のユーザー向けに販売するとしているが、同サービスは日本では予定されていない。国内向けには、ピクサーのショートフィルム6本やミュージックビデオなどをそろえ、13日から販売を開始。 動画のダウンロードは、音楽と同様に専用の配信サービス「アイチューンズ・ミュージック・ストア」を通じて行う。

 同社日本法人の前刀禎明代表は、発表会で「またひとつ、マック(マッキントッ シ ュ・パソコン)を買う理由が増えた。日本の携帯音楽ウェア市場で、『iPod』の地位を一気に加速して、より強いものにし、リードしたい」と自信を見せた。【了】

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