ミランの公式チャンネルは21日、FWマリオ・バロテッリの完全移籍に向けてリヴァプールと交渉していることを明らかにした。バロテッリは22日にリヴァプールとサインする見込みとなっている。

ミランは21日、リヴァプールと2000万ユーロ(約27億6000万円)の完全移籍で合意した。あとはバロテッリ本人の了承だけだ。代理人のミーノ・ライオラ氏はイギリスで動いている。21日夕方にはリヴァプールのオフィスで最後の詰めに向けた交渉が行われた。ライオラ氏は年俸600万ユーロ(約8億3000万円)を狙っている。

バロテッリ本人は21日午後、通常どおりに午前練習を終えてから、サポーターに向けて「何も決まっていない」とコメント。すべてはライオラ代理人とリヴァプールの交渉次第だ。ライオラ氏は20日にロンドン入りしていた。

ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は20日、「現時点でリヴァプールからバロテッリへのオファーは届いていない。だから、交渉はまったくないよ。マーケットが終わるのは9月1日だ。様子を見よう」とコメントしていた。

だが、ミランは夏が始まったときから、バロテッリの移籍を計算に入れていた。そして20日、イギリス入りしたライオラ代理人がリヴァプール、アーセナル、チェルシーとコンタクトを取り、21日になってリヴァプールからベストのオファーが届いたということだ。