独ボッシュ、GSユアサ、三菱商事の3社は12日、次世代リチウムイオン電池の開発を手掛ける合弁会社「リチウムエナジー アンド パワー」を設立したと発表した。電気自動車(EV)の航続距離に直結するリチウムイオン電池の性能を現在の2倍にすることを狙うという。

 3社によると、合弁会社の本社はドイツのシュトゥットガルトで、設立は昨年11月。出資比率は、ボッシュが50%、GSユアサが25%、三菱商事が25%。従業員数はドイツと日本を合わせて約70名。

 合弁事業での役割として、ボッシュは電動化車両向けコンポーネント全般を活用しながらこの合弁事業をサポートするという。また、セルとシステム全体のモニター、制御、車体本体への組み込みを行う。

 GSユアサは、長い航続距離を実現する高エネルギー密度の電池セルの製造実績、原材料・電気化学の研究開発分野で、次世代リチウムイオン電池の開発に貢献するという。

 三菱商事は世界的なマーケティングネットワークで貢献するという。