安藤美姫 (撮影:二宮渉/フォート・キシモト)

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「愛娘の父につきましては、私の考えで、氏名をお知らせすることは控えさせていただきたいと思います。これからは、愛娘との時間を大切にしながらスケートに専念し、ソチオリンピックを目指して全力で挑戦していきたいと考えておりますので、どうか私の気持ちを御理解いただき、この報告をもって区切りとして、静かに見守っていただけたらと思います」。

1日放送、テレビ朝日「報道ステーション」のインタビューで、出産を告白したフィギュアスケート安藤美姫は、その反響の大きさを感じたからか、3日、主要メディアにこのような声明を送った。

その直前には、安藤の公式facebookページ上で、「いつも大変お世話になっております。今回は格別のお願いがあります。全体から見ればごく一部の記者の方ですが、関係者の自宅に深夜にいたるまで電話をかけ続けるなど、常軌を逸した取材をされる方がいらっしゃいます。安藤は芸能人ではなく、アマチュアのフィギュアスケート選手であることを改めてご認識いただき、プライベートに関する過剰な取材、関係者に迷惑をかけるような取材は控えてくださるようにお願いいたします」といったメッセージも掲載され、安藤のみならず、関係者に対し“常軌を逸した取材”が行われていることが明かされた。

出産告白に際し、パートナーのことについては一切触れられなかったことなども、この異常な反響が生まれた一因と言ってもいいだろう。モラルに反する取材活動は許されたものではないが、同メッセージのコメント欄には「取材とは言え手段を問わずなんて許られることとは思えません」「節度ある取材を」といったマスコミへの怒りを示すものから、「気持ちはわかるがだったらこんな事しなければいい、自分にも非があるのでは?」「ああいう発表して、こういう展開になるのわかり切ってたでしょう」「テレビで出産を発表して『マスコミの取材がしつこいから控えて下さい』っておかしくありませんか?」と、安藤サイドのメッセージに異論を唱える意見も見られ、賛否が分かれている。