中国広東省の地下鉄で、親が子どもに車内で大便をさせるという驚愕(きょうがく)のニュースが多くの中国人ネットユーザーの反響を招いたが、ネットユーザーからの報告によれば、今回のような事件は普遍的であり、ほかの都市でも見られる光景だという。中国新聞社が16日付で報じた。(イメージ写真提供「CNSPHOTO」:広東省の地下鉄の駅。2008年2月撮影)

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 中国広東省の地下鉄で、親が子どもに車内で大便をさせるという驚愕(きょうがく)のニュースが多くの中国人ネットユーザーの反響を招いたが、ネットユーザーからの報告によれば、今回のような事件は普遍的であり、ほかの都市でも見られる光景だという。中国新聞社が16日付で報じた。

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 四川省成都市に住むあるネットユーザーは14日、駅のプラットホームで子どもに大便をさせている親を見かけたという。さらに驚くべきことに、親は何ら処理せずにその場を立ち去ったそうで、多くの中国人ネットユーザーからは、「もし子どもが我慢できずにしてしまったとしても、親はその後にきちんと処理すべき」と非難の声があがった。

 同じ成都に住むある女性は11日に、地下鉄の車内で親が子どもに小便をさせている光景を見たという。多くの乗客は鼻をつまむか、もしくは見て見ぬふりをしていたそうだ。

 地下鉄の運営会社からは、「もしも同じような状況に直面したらすぐに乗務員へ知らせてほしい。清掃員が汚物を片付ける」と呼びかけた。

 一部のユーザーからは「地下鉄の改札内にトイレがないことが原因ではないか」との声があがったほか、「トイレに行くために改札の外に出れば切符は無効になる。子どもが我慢できなくなったらどうしたら良いのか」と訴えた。(編集担当:及川源十郎)(イメージ写真提供「CNSPHOTO」:広東省の地下鉄の駅。2008年2月撮影)