セリエAは代表戦のため中断中であるが、ミラノダービーの話題は続いている。4月2日に行われる大一番を首位で迎えるミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、インテル戦よりもタイトル獲得が重要であることを強調した。

「ここ数年で、最も重要なダービーだと思う。ただ、落ち着くことが大事だ。ミランにはこういった試合で戦うDNAがあるはずだし、非常に大きな試合であることは確かだ。21節前から我々は首位をキープしている。だから、この試合を前に恐れたりするべきではない。8月29日(今シーズン開幕)の時点では、インテルが絶対的な優勝候補だったとしてもね。我々の方が前にいる。私は、それに値する戦いをしてきたと思っているよ。もちろん、我々はセリエAを制するために、勝っていかなければいけない」

「このダービーは私の考えだと、我々以上に相手にとって、スクデット(セリエA優勝)の鍵を握る重要な一戦だ。我々は得点数が3位で、最少失点チームだ。だから、恐れたりはしていない。もちろん、シーズンの中では、2、3回攻撃陣がゴールを決められないときもある。それは当然のことだろう。4-3-1-2のシステムでも、4-3-3のシステムでも、大事なことは適切なバランスをつかむことだ。特に攻撃面でね。(出場停止でFWズラタン・)イブラヒモビッチがいなくなったことで、私が使えるアタッカーは3人だけになった。(アントニオ・)カッサーノ、(アレシャンドレ・)パト、ロビーニョだね。このうちの2人がプレーすることになる。とにかく、チームとして戦うことが大切だ。これまでにミランがやってきたようにね。そして、ミスを最小限にしなければいけない。インテルの前線には、大きなポテンシャルがあるからね。ただ、最終的に大事なのはスクデットだ。ダービーはビッグマッチだよ。ただ、繰り返しになるが、最終的な順位がより大きなものだ」

「我々はずっと(MFアンドレア・)ピルロと(MFマッシモ・)アンブロジーニを欠いている。大きな離脱だ。(FWフィリッポ・)インザーギについても同じことが言える。ただ、不在の選手について考えることはできない」

「インテルには、ゴールの起点となれる選手がたくさんいるね。チアゴ・モッタ、(エステバン・)カンビアッソ、(デヤン・)スタンコビッチ、(ヴェスレイ・)スナイデル、(サミュエル・)エトー…。とにかく、最高の試合をしなければいけない」