イングランド代表のファビオ・カペッロ監督は成功を保証してくれる指揮官だ――退任したジョゼ・モウリーニョ監督の後任として、同監督の招へいを考えているインテルのマッシモ・モラッティ会長だけではなく、イングランド代表MFフランク・ランパードも、カペッロ監督が勝者だと考えている。

ルイス・フェリペ・スコラーリ、モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティといった優れた指揮官の下でプレーしてきたランパードは、英『ミラー・スポーツ』の中で、次のようにカペッロ監督に賛辞を送っている。

「カペッロ監督が非常に強いキャラクターを持つ人であることは、最初から分かっていた。規律を最も重んじる指揮官であることもね。まさにそれこそが、僕らが必要としていたことだったんだ。彼と働くのは本当にファンタスティックだよ。ほかの人では気づかないようなことを見ているし、一つの動きが気に入らなければ、動きを止めてすぐにそれを言ってくるんだ」

また、ランパードは選手たちとの関係についても、「全員が自由」としたズヴェン・ゴラン・エリクソン元監督や、「友情関係」を築こうとしたスティーヴ・マクラーレン前監督とは違うとし、「カペッロ監督の考え方はシンプルさ。彼は監督で、僕らは選手なんだよ」と話している。