ハダースフィールド戦で見事な決勝点を奪ったトレイラ。いまやチームに不可欠な存在だ。(C)Getty Images

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 プレミアリーグ16節のハダースフィールド戦で1-0の勝利を収め、公式戦の無敗記録を21試合に伸ばしたアーセナル。この試合で決勝点となる一撃を叩き込んだのが、ウルグアイ代表のルーカス・トレイラだ。

 0-0で迎えた83分だった。ピエール=エメリク・オーバメヤンの浮き球の折り返しをバイシクルキックで合わせ、鮮やかにネットを揺らす――。チャンスを作りながら決めきれなかったチームを救う、文字通りの千金弾となった。

 このファインゴールにアーセナル・サポーターは大興奮。クラブの公式ツイッターには、「もはやレジェンドだ!」「これほどの選手が、いままでどこでプレーしていたんだ?」「(アーセナル・ファンだと言われている)女王陛下もきっと喜んでいる」「シーズンMVPは決まり」と次々に称賛の声が寄せられている。

 トレイラは、この6日前に行なわれた宿敵トッテナムとのノースロンドン・ダービーでも試合を決める4点目を奪っており、これが今シーズン2点目。豊富な運動量を活かしたボール奪取とテンポのいいパスワークが持ち味ながら、最近ではフィニッシュでも貢献している。

 好調アーセナルを牽引しているのは、間違いなくこの168センチの小柄なMFだ。