細田守監督と、細田監督作品の大ファンでもあるMCの吉田尚記さん(ニッポン放送アナウンサー)

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細田守監督最新作『未来のミライ』の公開を記念し、これまでの細田監督作品の特集上映を行う「細田守フィルムフェスティバル」が7月28日(土)から角川シネマ新宿にて開催される。

【写真を見る】イベントでは歴代監督作品についてのトークショーが繰り広げられた

その特集上映に先駆けて、「『未来のミライ』見る前にあの名作を観よう!スペシャル上映会」が7月19日(木)に同劇場で行われた。

イベントでは『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(以下『ウォーゲーム』)』(2000)と『サマーウォーズ』(2009)の2作品が上映のほか、細田守監督が緊急登壇。細田監督作品の大ファンでもあるMCの吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)と、歴代監督作品についてのトークショーを繰り広げた。

■ 監督が語る歴代作品への思い

吉田が「『ウォーゲーム』と『サマーウォーズ』の間に共通するものはあるのでしょうか」と質問すると、細田監督は「作品のモチーフは違いますが、連続するものはあります。例えば子供が見ている不可思議な世界の可視化や、『ウォーゲーム』から続く爽快感などです」と、公開を翌日に控えた最新作『未来のミライ』にも通じる作品の根底について語ってくれた。

『未来のミライ』のモチーフについて問われると、一例として“子供時代の自分との対話”を挙げ、「子供時代は決していいことばかりではなかったけど、楽しいこともいっぱいありました。子供から見た世界を描くことを通じて、子供時代をもう一度体験できた作品です」と語っていた。

最後に「作品を世に送り出すときはいつもドキドキします。『未来のミライ』がみなさんとよい出会いをしてくれたらいいなと思います」と、我が子とも呼べる作品について語ってくれた細田監督。最新作『未来のミライ』をぜひあなたの目でチェックしてほしい。

■ 「細田守フィルムフェスティバル」記念のイベントや企画も続々発表

7月28日(土)から8月24日(金)にかけて開催される「細田守フィルムフェスティバル」を記念して、開催3日前の7月25日(水)よりカウントダウン企画を開始。細田守監督作品のコミカライズを担当した琴音らんまる(漫画『時をかける少女‐TOKIKAKE-』)、杉基イクラ(漫画『サマーウォーズ』)、浅井蓮次(漫画『バケモノの子』)によるカウントダウンイラストを角川シネマ新宿公式Twitterで公開する。

また、期間中に角川シネマ新宿で「細田守フィルムフェスティバル」の上映作品を鑑賞し、映画の鑑賞チケットの半券2枚を付けて応募すると、抽選でカウントダウン企画に参加している作家陣の直筆色紙や、漫画『おおかみこどもの雨と雪』(漫画:優)の複製原画が当たるキャンペーンを実施する。

さらに、『時をかける少女』(2006)で主題歌「ガーネット」や挿入歌「変わらないもの」を担当した奥華子のトーク&ミニライブ付きイベントが8月4日(土)に開催することが決定した。イベントでは『時をかける少女』を鑑賞後に奥が登壇し、『時をかける少女』に関するトークや『ガーネット』を初めとする楽曲を披露する。

大人から子供まで幅広い世代に人気の細田守監督の作品。まだ観たことがないという人はもちろん、また観たい!という人もぜひ一度劇場へ足を運んでみよう。(東京ウォーカー(全国版)・篠田)