ローソン・スリーエフの店舗。(写真:スリーエフ/ローソン発表資料より)

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 かつて中堅コンビニチェーンの一角としてその名を知られた「スリーエフ」が、その店舗の大半をローソンとの統合ブランド「ローソン・スリーエフ」に転換するという。スリーエフ名義の独立店舗は残り少なくなる。12日、スリーエフ、ローソン両社によって発表された。

 一応基本的なところから補足説明していくと、スリーエフは別にローソンに買収されたわけではない。これは両社の事業統合契約締結によるものである。とはいえ、「スリーエフ」、「q’s mart(キュウズマート)」および「gooz(グーツ)」ブランド、神奈川・東京・千葉・埼玉の348店舗のうち281店舗が、「ローソン・スリーエフ」に転換する旨の契約が12日に結ばれたとのことである。

 歴史を辿ってみよう。スリーエフは、とあるスーパーマーケットの運営企業が、1979年にコンビニエンス事業としてスタートし、同年11月、神奈川県横浜市に1号店を出店。このような経緯を持つので、「ヨコハマ生まれのコンビニ」という売り文句を使っていたこともあったという。

 主に関東地方の上記1都3県で展開(四国にも出店したことがあるが、2015年に全面撤退している)、スリーエフ・グーツ・キューズマート合わせて600店舗を越えたこともあった。ちなみにグーツはファーストフード強化型店舗、キューズマートは生鮮食品強化型店舗だそうである。

 しかし2016年4月、最大手コンビニチェーンの一つローソンと資本業務契約を締結。同年9月から試験的に新しい共同ブランド「ローソン・スリーエフ」を立ち上げていたが、これが経営的に成功したということで、今回のさらなる合併拡大に踏み切ったという形である。

 コンビニの勢力図は、かつての群雄割拠状態に比べると、随分と整理されてきた感がある。現状、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート&サークルKサンクスにスケールレベルで対抗できる存在は、これはローカルチェーンであるがあえて名前を出すとして北海道にセイコーマートがある程度である。

 業界の再編の波は、どこまで進んでいくのだろうか。