未曾有の国難が続く4月10日、統一地方選前半戦が実施された。自粛ムードに覆われた異例の選挙戦となり、大震災の影響は結果にも表れた。12都道県知事選では現職が圧倒的な強さを見せ、立候補者全員(9人)が当選。一方、道府県議選は議会不信も加わり、戦後最低の投票率(48.15%)を記録した。しかも、無投票当選者が全国平均で2割近くに達するなど、民意との乖離が拡大している。既存政党への不信も大震災で増大した。とり