【漫画】本編を読む大切にしていたはずの宝物や、それらに抱いていた愛着。大人になるにつれて手放してきた“なにか”を、日々の中でふと懐かしく思い出す瞬間はないだろうか。『つくも神の弔い処』(七星/KADOKAWA)は、“忘れ去られた物たち”の最期の願いにそっと寄り添う物語だ。付喪神(つくもがみ)とは、長い年月を経た物たちに宿った神々のこと。人間に捨てられ、壊され、怨みを抱き怪異と化した彼らは、「弔い処」へ