東京・表参道にある中華風家庭料理店「ふーみん」。創業者の斉風瑞さんは、美容師になる道を諦め、25歳で前身となる店を持った。8坪足らずの半地下の店には、昭和を彩る大スターを始め、近隣で生活する人々が押し寄せ、15年で3倍もの広さの店になる。「後ろを振り向く暇もないほど」の忙しさが続くほど、支持を得たのはなぜだったのか。■常連客のつぶやきが名物メニューになった斉風瑞(ふうみ)さんと客の関係でもうひとつ興味深い