日中直行の航空路が初めて開設されたのは、1974年のことである。それまで両国の往来は主に香港経由のルートで結ばれていた。1972年の国交正常化を受け、日本と中国本土の直行便の開設により新たな時代が幕を開けた。日本航空(JAL)と中国民航(CAAC)は東京と北京間に初の定期便を運航し、これが両国間のビジネスや観光、文化交流の促進に大きく寄与した。今年9月は両国間に航空路が結ばれて50周年になる。◆日中航空路50年の