「発達障害の症状は連続的な濃淡。その意味で『普通の人』なんて存在しない。人々の意識が変われば発達障害というとらえ方はなくなるかもしれないですね」と語る成田奈緒子氏育児や教育の現場で「発達障害」がキーワードとなって久しい。今では「大人の発達障害」なる言葉も聞かれるようになり、より身近な問題となってきた。しかし、これらの問題に臨床の視点から疑義を呈するのは、文教大学の成田奈緒子教授だ。小児科医で脳科学