芸能人の薬物事件が報じられると、テレビや映画、CMなど出演作品の降板や非公開などの「自粛モード」がみられる。「『再チャレンジできる社会を』と言いながら、激しいバッシングが蔓延している。再起の可能性を断ち切り、社会から抹殺してしまうような風潮には疑問を感じるのです」そう語るのは、これまでもドキュメンタリー、フィクションを問わず社会問題を扱ったインディペント作品に数多くかかわる映画プロデューサーの加瀬修