スポーツ界、経済界、芸能界、クルマ業界……新しいモノ・人が続々と登場する世界には常に過去と現在を比べてしまうという宿命があります。その結果生まれるのは、レジェンド(伝説)という言葉です。「羨望」「昂揚感」「ワクワク・ドキドキ」させる伝説の名車をご紹介します。「あのクルマが入っていない」という読者もいると思いますが、そういった方へ先に謝罪させてください。申し訳ありません。どうぞお付き合いください。

●トヨタ2000GT

1960年代を表すエポックメイキングなクルマ。当時、フェラーリ、マセラーティ、アストン、ポルシェなど一歩先をゆくクルマが登場していましたが、トヨタが世界へ追いつけという思いで開発されたクルマがこの2000GTでした。ちなみに、週刊「日本の名車」の創刊記念企画で、「いま乗りたい日本の名車総選挙キャンペーン」の投票結果、第一位に輝いたクルマは2000GTでした。

●トヨタ・セリカ1600

 serika1600

70〜80年代に輝きを放っていたスポーツカー「セリカ」。50〜60歳ぐらいの方は特に郷愁を感じるのではないでしょうか。歴代のセリカの中でも特に人気の高かったセリカ1600。中古車市場でまだ流通しており、100万以下で購入できます。名車は廃れることがありません。今乗っても十分楽しめます。

●日産初代シルビア

 sirubia

昭和40年に発売となった日産初のスペシャリティーカー「初代シルビア」。フェアレディのシャシーの上に2シータークーペのボディをのせたセミカスタムメイドとなっております。

 ●日産ブルーバード510 SSS

 510sss

昭和の名車として名高い510 SSS (スリーエス)。バターをナイフで切るようなギアチェンジのなめらかさが特徴。 1970年のサファリラリーで優勝し、石原裕次郎の主演映画でも使用されました。

 ●マツダ・T2000

 matuda

東洋工業(現在マツダ)が生産・販売していた小型三輪トラック(オート三輪)。Tシリーズの中では最も人気のある車両でした。オールウエイズ3丁目の夕日で初めて見た人も多いと思いますが、昭和初期は三輪車は生活・仕事の足でした。

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(久保友宏) 

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