ミラン黄金期築いたバレージ氏死去…カズ哀悼「心の中にとどめ続けます。永遠のリベロとして」
ACミランは31日、元主将でクラブの黄金期を築いた元イタリア代表DFのフランコ・バレージ氏が亡くなったと発表した。66歳だった。「ACミランの全歴史がフランコ・バレージの逝去に涙している」と永久欠番の6番を背負ったレジェンドを追悼した。クラブは昨年、同氏が肺結節の除去手術を受け、がん専門医による回復に向けた治療を受けていたと公表していた。
94年のセリエA開幕戦では激突した当時ジェノアの元日本代表FW三浦知良が鼻骨を骨折し、以来、親交を深めた。W杯には3度出場し、82年大会で優勝、主将を務めた94年大会では準優勝。97年に引退し、今年2月のミラノ・コルティナ五輪開会式では聖火ランナーを務めた。
バレージ氏と親交の深かったカズが、哀悼のコメントを寄せた。
具合がよろしくないとニュースで耳にしていたのですが、まさか命に関わる病状だとは思いもしませんでした。ショックです。自分がジェノアでセリエAに挑んだもっと前からDFの象徴だったのがバレージさんでした。ACミランがゾーンプレスで一世を風靡(ふうび)した時代の偉大なキャプテン。「リベロ」という言葉はバレージさんのためにありました。
僕がセリエAでデビューした記念すべき試合でケガすることになった接触プレーの相手がバレージさんだったのも、不思議な縁でしょうか。ケガの相手が、バレージさんでよかった。名誉の負傷だ、と誇りたいくらいです。当然、また会えると思っていました。心からご冥福をお祈りいたします。この先も心の中にバレージさんをとどめ続けます。ピッチでは厳しい表情でDFを率いながら、戦いを離れれば温厚で優しい笑顔を絶やさなかった、永遠のリベロとして。

