W杯で悲劇の瞬間「骨が折れる音が聞こえた」 同僚も涙…全治4〜5か月「我々の目の前で…」監督ら証言
北中米ワールドカップ
サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)は18日(日本時間19日)、グループB第2節のカナダ―カタールがBCプレイス・バンクーバーで行われ、後半にカナダのMFコネがカタールMFマティボとの接触で負傷。大怪我を負ったとみられ、会場は騒然となった。試合後、ジェシー・マーシュ監督は悲劇が起きた瞬間について振り返った。
後半6分、カタールMFマティボが、カナダMFコネへタックルした場面。ピッチに転倒し、うずくまったコネの脚はあらぬ方向へ曲がっているように映った。両チーム選手やスタッフが集まり、会場は異様なムードに。反則を犯したマティボは頭を抱え、危険プレーで退場処分になった。カナダの選手たちは円陣を組み、涙する選手も。その後、担架で運ばれたコネは上半身だけ起こして観客に手を振った。
試合後の会見でカナダのジェシー・マーシュ監督は「はっきりさせておこう。当該選手はロッカールームに来て、イスマエル(コネ)に謝罪した」と説明。「だから、意図的に酷いタックルをしたとは思えないし、彼を責めることはない」と故意にしたことではないと理解を示した。
米紙「USAトゥデー」によると、マーシュ監督はアクシデントが起きた瞬間についても言及。指揮官は「私たちの目の前で起こったんだ。骨が折れる音がみんなに聞こえたよ」と生々しい状況を明かしたという。
記事は、チームメートたちの言葉も紹介。ハットトリックを達成しながら、コネが負傷交代した後に3点目を決めた際に笑顔を見せることのなかったFWジョナサン・デービッドは「(コネは)このチームにとって全てを意味する存在だ。同じ質問をチームの誰に聞いても、みんな同じことを言うだろう。彼は私たちにとても愛されている人間なんだ」と存在の大きさを語ったという。
主将のMFステファン・エウスタキオも「もちろん残念だ。イスマエル(コネ)は私たちにとってとても重要だから。私たちは進み続けなくてはいけない。彼が私たちに望むのは、次の試合に勝つこと。私たちは彼のためにそれをするつもりだ」と無念の盟友のために勝ち進むことを誓ったという。
試合は6-0で快勝したカナダ。海外メディアによると腓骨などに骨折の疑いがあり、全治4〜5か月かかる可能性があるという。マーシュ監督は「明日、私たちは家族を囲んでバーベキューをするんだ。それを楽しむよ。一緒にいることを楽しむつもりだ。イスマエルがみんなの心の中にいることは間違いない」とも語り、コネのことを想った。
(THE ANSWER編集部)

