トヨタ新型「ルーミー」26年登場か!? 10年ぶりの全面刷新で居住性から走りまで大進化! 価格は189万円から? 人気の「トールワゴン」次期型はどんなモデルになる?
トヨタ新型「ルーミー」26年に登場か!?
2025年の小型/普通車販売ランキングを見ると、トヨタ「ルーミー」の人気が高いです。
常に小型/普通車販売ランキングの上位に位置しており、直近の2025年7月は、小型/普通車販売台数の1位がトヨタ「ヤリスシリーズ」(1万3904台)、2位はトヨタ「カローラシリーズ」(1万2370台)で、3位にルーミー(1万150台)が入りました。
【画像】超カッコいい! これがランクル顔の「斬新ルーミー」です!(30枚以上)
ただし、ヤリスとカローラはシリーズ全体を合算した台数となり、そうなると、実質的な1位はルーミーということになります。

トヨタの販売店では「ルーミーはスライドドアを装着しているため、子育て世代に限らず、親の介護をしている中高年齢層のお客様にも人気です。便利に使えて価格の安い、足代わりのクルマです」と述べており、幅広いユーザーに支持されていることがわかります。
そんなルーミーが発売されたのは2016年と、今では9年近く経過して、いろいろな部分に設計の古さが散見されます。
後席は座面の柔軟性が乏しく、座り心地に不満があるほか、床と座面の間隔も不足していて、足を前方へ投げ出すような座り方になります。
エンジンは1リッター直列3気筒ガソリンを搭載し、幅広い回転域で動力性能が足りません。ターボならパワー不足は解消されますが、頻繁に使う実用域の2000〜3000回転付近でノイズが耳障りです。
ルーミーは約2年という短期間で開発された事情もあり、開発者は「ノイズを低減させるように努力しましたが、時間切れになりました」と述べています。
プラットフォームは、基本的には2004年に発売された初代「パッソ」などと共通で、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)を2490mmに伸ばしたものの、今の軽自動車と同等で長くはありません。
しかもこのプラットフォームは、800〜900kgの車両重量を想定していましたが、ルーミーは1100kg前後と重く、全高も1735mmに達するから重心も高いです。そのために危険を避けるための車線変更を行ったりすると、ボディが左右に大きく揺り返します。乗り心地も粗く、今となっては走行安定性や快適性も良くないです。
このほかWLTCモード燃費も、最も優れた2WDのノーマルエンジン搭載車が18.4km/Lです。スズキ「ソリオ」はマイルドハイブリッドを併用して2WDは22km/Lですから、経済性という面でも差が開いています。
ルーミーの安全装備は相応に充実していますが、右左折時に直進車両や横断歩道上の歩行者を検知して、衝突被害軽減ブレーキを作動させる機能はありません。後方の並走車両を検知して、警報する機能も非設定ということもあり、そろそろフルモデルチェンジが必要な時期に差し掛かっているでしょう。
そしてルーミーのフルモデルチェンジは、姉妹車のダイハツ「トール」も含めて、延期されているようです。
というもの、開発と製造を行うダイハツの認証不正問題により、ルーミー/トールのフルモデルチェンジも遅れているというわけ。
ダイハツの軽自動車「ムーヴ」は2025年6月に現行型へフルモデルチェンジしましたが、本来は2023年6月頃にフルモデルチェンジされる予定で、販売店では同年5月から価格を明かにして予約受注も行っていました。
それが認証不正問題の発覚で、約2年間にわたり延期されたのです。
同様のことがルーミー/トールにも当てはまり、ムーヴと違って次期型の予約受注までは行っていませんが、ダイハツは新型ルーミーとトールの開発を進めていたでしょう。それが認証不正問題の発覚で、先送りされた可能性が高いです。
この点についてダイハツの販売店に尋ねると、以下のように返答されました。
「認証不正問題の影響は、想像以上に深刻です。ムーヴについても、メーカーは最近まで、いつ発売できるか分からないといっていました。トールや電気自動車の軽商用車も同様です」
電気自動車の軽商用車とは、ダイハツが中心になり、スズキやトヨタも含めて共同開発を進めている新型車のこと。
これも当初は2023年度中(2024年3月末まで)に発売予定でしたが、認証不正問題の影響を受けて延期され、2025年度中(2026年3月末まで)には発売すると公表されています。
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ルーミー/トールにも電気自動車の軽商用車と同様のことが当てはまるとすれば、2025年度中は無理でも2026年12月までにはフルモデルチェンジするでしょう。
そして、2025年10月に開催予定の「ジャパンモビリティショー2025」で、プロトタイプを初公開する可能性も考えられます。
新型「ルーミー」価格は189万円からと予想!
では、新型ルーミーは一体どのようなモデルへと進化するのでしょうか。
新型ルーミーのボディスタイルとサイズは、基本的に現行型を踏襲。冒頭で触れた通り、現行型の販売が好調だからです。また、外観の印象は大きく変えずにフルモデルチェンジします。
それでも室内を広げるために、全長は5ナンバーサイズを守りながら全長を伸ばしますが、3900mm前後に設定して4000mmは超えません。

プラットフォームは「DNGA」と呼ばれるタイプで、トヨタ「ライズ」/ダイハツ「ロッキー」と共通です。現行ルーミーのホイールベースは、前述の2490mmですが、次期型はライズ/ロッキーと同じ2525mmまで拡大する可能性もあります。
パワーユニットなどの主要なメカニズムも、基本的にライズ/ロッキーと共通です。エンジンは1.2リッター直列3気筒で、ガソリン車のほかにハイブリッドも選べます。後者ではエンジンは発電を行ってモーターが駆動します。
そして、新型ではエンジン排気量が1.2リッターに拡大されるため、ガソリンエンジンの動力性能は、設計の古い現行型の1リッターに比べて向上。特に登り坂におけるパワー不足が解消され、アクセルペダルを踏み増した時の粗いノイズも低減されるでしょう。
新型ルーミーのWLTCモード燃費は、ライズ/ロッキーに比べて少し不利になるはずです。というのも、電動スライドドアの装着などによってボディが若干重く、全高も1700mmを超えていて空気抵抗が増えるからです。
ガソリン車が20km/L、ハイブリッド車が27km/Lといった数値で、現行型の18.4km/Lよりは燃料消費量を抑えられます。
このほか、先に挙げた現行型の欠点を徹底的に解消。インパネなどの内装を上質に仕上げて、後席の座り心地も柔軟に改善します。床と座面の間隔も最適化され、後席にもリラックスして座れるようになります。
その一方で、豊富な収納設備など、現行型のセールスポイントは踏襲します。荷室の床を反転させると、汚れを落としやすい素材が貼られ、自転車を運んだ後の清掃もしやすいです。
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ルーミーは、2026年中に10年ぶりのフルモデルチェンジを行うことが想定され、内外装の質感から居住性、動力性能、安定性、乗り心地、燃費まで、車両の機能の大半が進化します。
プラットフォームをDNGAに刷新してボディ剛性なども向上させるため、走行安定性と乗り心地も改善され、ステアリングホイールを回し始めた時の反応も正確になり、運転感覚の質を高めます。
注意したいのは価格です。設計が刷新されて原材料費の高騰などもあるため、値上げは避けられません。
現行ルーミーで最も安価な「X・2WD」は174万2400円ですが、新型では最も安価な仕様が、15万円ほどアップした189万円くらいと予想されます。
実用装備を充実させた買い得グレードは210万円前後で、そのハイブリッド車は240万円前後になるでしょう。
新型ルーミーは値上げされても、優れた実用性を考えると価格は依然として割安ですから、人気車になることは間違いないと言えそうです。
