一度は食べたい『Mr. CHEESECAKE』初のデザートコースが誕生。チーズケーキを超えたかつてない体験が待っている!

SNSから火が付き、大人気スイーツとなった『Mr. CHEESECAKE』。2025年4月4日には、待ちに待った旗艦店となる3店舗目のGINZA SIX店がオープン。ブランド初となるイートインスペースが併設され、シェフ・田村浩二氏のこだわりが詰まったデザートコースが誕生した。新店舗の紹介のほか、ここに至るまでの田村シェフの思いや今後の野望に迫ります!
『Mr. CHEESECAKE』原点のレストランデザートへ
『Mr. CHEESECAKE』のブランドが創業されたのは2018年。フレンチレストランで働いていた田村浩二シェフが、「レストランデザートの特別な体験をレストランに行かなくても楽しんでほしい」と考えたのがきっかけだった。
今回のデザートコースという新たな挑戦は、その逆。「レストランデザートの原点に戻り、イートインスペースのカウンターを通して『Mr. CHEESECAKE』を体験していただけるようにコースでご用意しました」と、田村シェフ。

デザートコースは全4品(ドリンク2杯付きで6930円)。Fruits & Flavor フルーツと香り、Vanilla Tonka Lemon おいしさの記憶、Tiramizu 覧古考新、Fresh from the oven 温律という、想像をかきたてるメニュー名からわくわくさせられる。

1皿目の「フルーツと香り」は、「季節のフルーツの味わいや香りを楽しんでいただきつつ、次に続くお皿への準備をしていただくような位置づけです」。そう話しながら、ライムの皮を削って仕上げにふりかけてくれるのだが、ふわ〜っとライムの香りが漂ってくる。

食べ進むと、イチゴの甘みに、ハーブのエキゾチックな香りが重なっていく香りの変化にうっとりする。4月のフルーツはイチゴだったが、1〜1ヶ月半ほどで入れ替わるそう。

チーズケーキを分解するという発想に驚き
2皿目は、ブランドの始まりの商品でもある「Mr. CHEESECAKE Classic」を再構築したようなデザート。「材料はMr. CHEESECAKE Classicと同じです。コーンスターチ以外の乳製品やバニラ、レモンなどのパーツをすべて別々に組み合わせています」。
どきどきしながら口に含むと、ヨーグルトのアイスクリームにレモンのジュレが溶け、濃厚なクリームが重なってまろやかになり、バニラやレモン、トンカ豆の香りへと続いていく。「香りの流れがありますよね。口の中で溶ける時間を少しずつ調整しているんです」と聞き、細やかに計算された技に感動!

3皿目は、ティラミスならぬTiramizu(ティラミズ)。「水の国と言える日本の象徴的なデザートは何だろうと考えました。そこから思いついたのが、この水羊羹です。伝統の和菓子を今の時代に合わせて解釈したとき、私たちが提案したいと思う味わいに仕上げました」。
口に入れると確かに水羊羹だが、かつてないほどみずみずしく一瞬で水に戻ってしまう感覚。コーヒーの風味とクローブの香りもすがすがしい。横に添えられたクリームを合わせると、焦がしバターとほうじ茶の香りが重なり、今度はまさにティラミス! 口当たりや味わい、香りが次々と変化していく過程も面白い。

4皿目は、オーブンから出してきたばかりのチーズケーキ。まずは真ん中部分をすくうと、とろっとろ。次にまわりをすくうとスフレのような食感で、両方を絡めながら食べるのもおいしい。焼き立てだから香りがより引き立って、幸せな気分になる。

コース全体を通して改めて感じたのが、流れるような香りの重なりとはかない口どけ。Mr. CHEESECAKEの開発の際にも田村シェフがこだわってきたことだが、ここでしか味わえないデザートを体験することで、その思いがダイレクトに伝わってきた。
『Mr. CHEESECAKE』が一躍人気になった理由とは?
田村シェフが『Mr. CHEESECAKE』を立ち上げたとき、商品を販売しながら、スーパーなど日常的に手に入る食材を使った料理のアイデアやレシピを発信していた。シェフがSNSでレシピを公開するということはまだ珍しく、じわじわ口コミで広まっていったという。
ただそれだけでなく、今まで食べたことのないチーズケーキだったのだ。いったい何が違っていたのだろうか。「フレンチレストランで培ったシェフならではの香りの重ね方や複雑な味わいをスイーツに取り込みました。当時はそういうスイーツが珍しかったからかもしれません」と話す広報の中村元美さん。

今後、田村シェフが企んでいるのは海外出店の拡大。「今までも香港で2回ポップアップを開催しまして、近々3回目も行う予定です。また、香港だけでなく、台湾やシンガポールなどの人たちにもお届けできたらと思っています」。
さらに、自分たちでしかできないことを模索しているという。
そのひとつが、スイーツと異業種とのコラボレーションだ。「イートインのある店舗ができたことで、コラボレーションの可能性が広がりました。一番やってみたいのが、アパレルとのコラボレーション。そのブランドがもっている世界観をデザートで表現し、アパレルのファンの人たちにも我々のデザートを体験してもらうことができる。また、座席が少ないからこそ、その体験に特別な価値観が加わるのではないかと考えています」

田村シェフのあっと驚く挑戦に期待
今回、デザートコースに登場している水羊羹を作って実感したというのが、和菓子の可能性。
「日本にとってかけがえのない和菓子をもう少し自分たちらしく作れたら面白いだろうと考えています。ひとつのデザートを商品化するのは大変ですが、この場所のひと皿だとカジュアルに挑戦しやすい。どら焼きでも何かできそうだし、いろんなことをやってみたいですね」。
ここから、まだ知られざる田村シェフの本領が発揮されるのかもしれない。
また、GINZA SIX店限定フレーバーとして、アマゾンバニラに少量の練乳を組み合わせた「Royal Vanilla」、ブレンデッドウイスキーに相性のいいバニラを組み合わせた「Whisky Aroma」が登場。

「Mr. CHEESECAKE Petit Whisky Aroma」891円(S/奥中央)
デザートコースの提供がない月〜金曜日は単品での利用が可能。カウンターだからこそ、気になったことを質問できるのもうれしい。ご紹介したデザートコースにも、まだまだ秘密が隠されている。スタッフとの会話を楽しみながら、自分で発見する体験もここの醍醐味だ。

■『Mr. CHEESECAKE GINZA SIX店』
[住所]東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 地下2階
[営業時間]10時半〜20時半(イートインスペースは20時LO)
※平日はカフェ利用のみ。デザートコースの提供は土・日のみ(デザートコース提供日は今後変更になる可能性があります)
[休み]無休(施設に準ずる)
[席数]カウンターあり、全6席
[交通]地下鉄銀座線ほか銀座駅A3出口から徒歩2分
要予約(11時、13時、14時半、16時半の1日4回)※カフェ利用は予約不可/カード可
https://mr-cheesecake.com/pages/ginza-six
取材/井島加恵 撮影/井島加恵、お店提供
