KNB北日本放送

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次の衆議院選挙富山1区の自民党公認候補について、現職の田畑裕明議員を推すことに賛成か反対か、自民党富山市連の蜷川支部が党員に行ったアンケートの結果、反対が賛成をわずかに上回ったことが分かりました。

30日朝に富山市連を訪ねたのは、蜷川支部の山本支部長ら2人です。アンケート結果の報告は非公開で行われ、富山市連の中川忠昭支部長らが応じました。

蜷川支部は、自身の政治資金をめぐる問題が相次いで発覚した現職の田畑議員を、党員の意見を聞かずに支部長幹事長会議で公認候補と決めた富山市連のやり方を疑問視。支部内の党員に対し、田畑議員を推すことに賛成か反対かをアンケートで問いました。

その結果、党員の9割にあたる100人から回答が集まり、反対が53票、賛成は47票でした。賛成についても消極的な意見が多かったとしています。

蜷川支部 山本繁之支部長「今、富山1区で誰を出せるのか、いないじゃないか、仕方ないというようなことで賛成という意見が多かった」

また、自民党員を辞めるという声が1割以上あったといいます。

山本繁之支部長「説明責任はなっていない、世の中もみんなそう思っていると私は思っている。政治の世界でのカネに対しての甘さ、これを直すという立場になると強い意志を示して選挙に出てもらいたい、それがないと心から皆さん推せないのではないか。俺の意見言ってないよ、私の意見は届いてないよとみんな思ってしまう。みんな自民党辞めますよ、政治なんか興味ないですよって、だって何言ったって結局、結果は一緒じゃないですかってみんな思うじゃないですか」

アンケート結果を受け取った富山市連の中川支部長は。「賛成反対半々であったとうかがいました。この結果を選挙に生かしていきたいと思います。悪いところもあったが、これを猛省していただいて、前に進むチャンスを与えようということなので(田畑議員は)それを踏まえて選挙戦を戦い抜いていただきたい」