人生初主題歌に挑戦した心境を明かした黒木華(C)ORICON NewS inc.

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 俳優の黒木華(34)が9月30日、都内で行われた映画『アイミタガイ』(11月1日公開)完成披露試写会に登場した。自身が主演する本作の主題歌も担当した黒木が、映画主題歌に初挑戦したエピソードを語った。

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 同映画は、中條てい氏による同名小説(幻冬舎文庫)が原作。かけがえのない存在だった友を失い、立ち止まってしまう主人公・梓(黒木)を中心に、一期一会の連鎖が大きな輪になっていく様子を描いた群像劇。監督は、来年(2025年)2月に『大きな玉ねぎの下で』の公開も控える草野翔吾氏。イベントには、中村蒼(33)、藤間爽子(30)、近藤華(17)、白鳥玉季(14)、草野監督(40)も登壇した。

 主題歌は、脚本の制作段階から制作陣の念頭にあったという「夜明けのマイウェイ」。1970年代に放送された連続ドラマの主題歌としても知られる曲を、今回黒木がカバーすることとなった。黒木はオファーされたときのことについて聞かれると「私、『歌います』って言った記憶がなくて、気づいたら外堀を埋められていた(笑)」と監督ら制作陣から直接オファーを受けたことを明かす。

  キャスト・草野監督から主題歌について「本当に素敵でした」と美声を絶賛されると「恥ずかしい…いろんな機械に頼っているの!(笑)」と照れ笑いを浮かべる。レコーディングについては「本当に曲がすごく難しかったんです」といい、「歌唱指導の先生から『黒木さんは役者さんですし、主人公の梓の気持ちとリンクする歌詞を意識されたら大丈夫です』と背中を押してくださって、その言葉のおかげでやりきれました」と明かした。