『ビリオン×スクール』出演の19歳の密度の濃い活動歴!女優・小宮山莉渚の歩んできた軌跡

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話題のCM、人気ドラマ、大ヒット映画、そしてSNSで大注目の美女たちが、これまであまり語ってこなかった「あの話」をロングインタビューでぶっちゃける!

今回はドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)に大杉美波役で出演した女優・小宮山莉渚が登場!

ダンス&ボーカルグループ「MISS MERCY(ミスマーシー)」でも活躍する彼女が見据える未来とは……?

あのCMやこのCMに出ていた女優!

6月の曇り空の下で微笑む彼女。2005年生まれの小宮山莉渚は、この春に高校を卒業したばかりの19歳。姉にすすめられ、13歳でティーン向け女性ファッション誌のオーディションを受けたことがデビューのきっかけだ。

「そのオーディションで、受賞には至りませんでした。でも、今の事務所の人がその雑誌の候補者を紹介するページを見てくれていて、中学2年生の頃に声をかけていただきました」

こうして、20年に本格的に芸能活動をスタートさせると、ソフトバンク「5Gってドラえもん?」のシリーズCMにしずかちゃん役で起用され、翌年にはプロテニスプレイヤー・大坂なおみが登場するパナソニックのCMにも出演。その後も、さまざまなブランドのビジュアルモデルなどを務め、22年に写真集『少女果実』(東京ニュース通信社)を発売した。

デビュー作『ヤクザと家族』で綾野剛と共演

そして、俳優としては21年公開の『ヤクザと家族 The Family』で映画初出演を果たし、綾野剛演じる主人公・山本賢治の娘・工藤彩役を演じたことで話題となった。

「自分の人生をかけて俳優業を本気でがんばっていこうと決意したのは本作からです。綾野さんの真剣に作品と向き合う姿勢を間近で見て、お仕事に対する意識が変わり、『わたしもこんなふうに作品やお芝居に取り組める俳優になりたい!』と感銘を受けました。」

22年からは「non-no(ノンノ)」(集英社)の専属モデルとしても活躍。今年6月に全国公開された『違国日記』では、同年代の女優である早瀬憩や伊礼姫奈との共演を果たした。

「親友とクラスメイトという役で、カメラが回っていないところでも現場ではずっと一緒にいました。やっぱり、同年代の子と一緒にひとつの映画をつくり上げていく過程が、とても楽しいです。学校で撮影するシーンが多かったのですが、いま振り返ってみても宝物みたいな時間でした」

先週最終回を迎えた『ビリオン×スクール』では、小宮山はメインキャストのひとり・大杉美波役として出演を果たした。Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務める本作は“ビリオネア(億万長者)”の主人公が身分を隠して教師となり、生徒たちと成長していく学園コメディだ(取材は6月に実施)。

「『こういう子って、うちの学校にもいたな』と、みなさんに感じてもらえるような演技ができたらいいなと思っています。コメディ要素の多いドラマは初めての経験なので、撮影も新鮮で楽しいです。大声で笑うような明るく弾けたキャラの役も、あまり経験してこなかったので、これを機に自分の新しい境地を開拓できたらいいなと思います」

RINA名義でダンス&ボーカルグループでも活躍中

料理が大好きでこの春、新社会人になった姉と高校1年生になった弟のお弁当づくりが平日朝の日課という小宮山。

そんな彼女は俳優・モデルのほかに、7人組ダンス&ボーカルグループ「MISS MERCY」のメンバー・RINAの顔も持つ。同グループは18年から約4年間の練習期間を経て結成された音楽グループで、22年に配信デビューを果たした。

「『GIRLS NEW ERA(新時代の女の子たち)』をコンセプトに活動を始めました、今は『女の子にも憧れられるグループ』を目指していきたいと思っています。MISS MERCYの楽曲は、ジャンルに囚われずさまざまな表現に挑戦していて、最新アルバムでも、ユーロビートやダークな楽曲に挑戦したり、メロウな曲調やキュートな曲などたくさんの私たちを感じていただけると思います。また、各メンバーの個性を大事にしているグループなのも特徴です。一人ひとりのメンバーが自分の道を歩みながら、幅広い層の方々から応援してもらえるようなグループになることが目標です」

6月19日に先行配信された「Welcome To The Show」をリード曲とする2ndミニアルバム「Turn Up」が7月14日にリリースされ、8月12日には3rdワンマンライブも行われた。9月からは月に一度のトーク&ミニライブイベントを開催、そして4thワンマンライブは12月21日に決定するなど、MISS MERCYは勢いを増している。

「3rdワンマンライブの前には、先輩アーティストさんと合同イベントをさせていただき、たくさん学ばせていただきました。そういったイベントから新しく私たちのことを知っていただいて、初めてワンマンライブにも来ていただけたことがとてもうれしかったです」

女優・モデル業とアーティスト業を自在に行き来する小宮山だが、それぞれの活動で彼女の纏う空気感はガラリと変わる。パッと見では同一人物とはわからないほどだが、そんな彼女から受ける印象のギャップや多面性も、彼女ならではの魅力のようだ。

「本当にいろんな方面のお仕事に挑戦させていただいているので、それぞれの現場で得た経験を自分の表現の糧にして、マルチに活動を続けていけたらいいなと思います。それぞれの現場で関わるスタッフさんや応援してくださるファンの方も違うのですが、いろいろな入り口から私のこと知っていただけたらうれしいですし、そうやってまた次の新しいお仕事や挑戦につなげていきたいですね」

(文/伊藤綾)

小宮山莉渚(こみやま・りな)

2005年7月14日生まれ、宮城県出身。雑誌のオーディション企画に参加したところ、今の事務所にスカウトされ、18年から芸能活動スタートさせる。翌年には三井不動産のテレビCMに出演。21年には映画初出演となった『ヤクザと家族 The Family』で、主人公(綾野剛)と恋人・由香(尾野真千子)の娘という重要な役を演じて話題を呼んだ。ほか出演作に映画『少女は卒業しない』と『違国日記』、NHKドラマ『ケの日のケケケ』がある。今年はドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)に、大杉美波役で連続ドラマに初出演。集英社『non-no』の専属モデル、7人組ダンスボーカルグループ・MISS MERCYのRINAとしても活動しており、多方面で活躍中。

インスタグラム〈@ rina_komiyama〉

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