ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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レッズやナショナルズの元GMが示す根拠

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地カブス戦に「1番・DH」で先発出場し、3回に今季47個目の盗塁を決めた。これで46本塁打、47盗塁の「46-47」となり、更新し続ける前人未到の記録をさらに伸ばした。ファンの期待は、大台の「50-50」。米識者は「間違いなく実現する」と達成を確信。その根拠について「勝負を避ける理由はない」と語っている。

 3回2死走者なしから四球で出塁すると、次打者ベッツの2球目で抜群のスタートを切り、難なく二塁を陥れた大谷。ドジャースタジアムの大型ビジョンには「46-47」の文字が大きく映し出され、大台の「50-50」への期待を否応なく煽った。

 メディアもさまざまな角度から大谷の記録へのアプローチを進める中、レッズやナショナルズでGM経験があり、米メディア「ジ・アスレチック」のコラムニストのジム・ボウデン氏は、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」の公式YouTubeチャンネルに出演。司会者のトミー・トラン氏から「オオタニは50-50を達成すると思いますか?」と聞かれると「彼は間違いなく達成するよ。なぜか教えよう」と語り、こう続けた。

「ドジャースはロッキーズとマーリンズ戦を計9試合残している。ロッキーズはチーム防御率が30チーム中30位であり、マーリンズは28位だ。彼らは長い間優勝争いから離脱しており、どちらにももうチャンスはない。つまり彼らはどうする? 彼らはオオタニに投げるんだよ。勝負を避ける理由などない。彼は最低でも4本塁打は打つだろう。たとえその9試合だけだったとしてもだ。そして彼は意のままに盗塁はできる。彼がやるべきことはたださっさと進めていくことだ」

 ボウデン氏はドジャースの今後の対戦相手のチーム状況などを考慮し、大谷にとっては“難しくない相手”だと主張。大台到達の時は刻一刻と迫っているようだ。

(THE ANSWER編集部)