松たか子×松村北斗、脚本：坂元裕二×監督：塚原あゆ子による映画『1ST KISS　ファーストキス』で初共演

2024年8月12日 12時55分

■「（松村北斗は）揺れているようで、最後の最後は、場面のなかに“えいっ！”と飛び込むことのできる勇敢な人」（松たか子）

数々のヒット作を生み出してきた脚本：坂元裕二×監督：塚原あゆ子が初タッグを組み、同じく初共演の松たか子×松村北斗（SixTONES）という実力派キャストを迎えた、オリジナル劇場公開作品『1ST KISS　ファーストキス』（2025年2月7日公開）の制作が決定した。

『Mother』（2010年）『Woman』（2013年）『カルテット』（2017年）など、数々の名作ドラマを生み出してきた、日本を代表する脚本家・坂元裕二。登場人物と周囲の人間の複雑な関係性や、人生を模索する登場人物の生きざまを描いた作品が高い評価を得ている。映画では、菅田将暉・有村架純のW主演が話題となり、異例のロングラン上映で興行収入38億円を記録した『花束みたいな恋をした』（2021年）や、第76回カンヌ国際映画祭・脚本賞を受賞した、是枝裕和監督の『怪物』（2023年）などを担当。本作は、カンヌ国際映画祭脚本賞受賞後初の坂元による最新オリジナル劇場映画となる。

本作のメガホンを取るのは、『コーヒーが冷めないうちに』（2018年）で映画監督デビューし、『わたしの幸せな結婚』（2023年）で興行収入27億円を超える大ヒットを記録した塚原あゆ子監督。8月23日には『ラストマイル』（2024年）も公開予定だ。

主演は、映画・舞台・ドラマ・歌手活動など幅広い活躍を見せる松たか子。『ヴィヨンの妻～桜桃とタンポポ～』（2009年）では、第33回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、圧倒的な演技力で観客を驚愕させた『告白』（2010年）や、コミカルな役柄も記憶に新しい『大豆田とわ子と三人の元夫』（2021年）など、幅広い演技が高く評価されている。映画の単独主演は岩井俊二監督の『ラストレター』（2020年）以来、約5年ぶり。坂元とは『カルテット』や『大豆田とわ子と三人の元夫』でタッグを組み、坂元の世界観を映し出す重要な役割を果たしてきた。坂元脚本の映画出演および塚原組への参加は初。本作では、事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルをする主人公・硯カンナを演じる。

硯カンナの夫・硯駆（すずりかける）を演じるのは、SixTONESの松村北斗。連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では、その迫真の演技で視聴者を虜にし、第46回日本アカデミー賞にて新人俳優賞（『ホリック xxxHOLiC』）と俳優部門の話題賞（『すずめの戸締まり』『ホリック xxxHOLiC』）を受賞するなど、アイドル活動だけでなく、俳優としても非凡な才能を発揮。現在放送中のテレビドラマ『西園寺さんは家事をしない』でも、松村の高い演技力に「もらい泣きした」などの反響を呼び、話題となった。坂元作品および塚原組への参加は初となる。

このたび、ティザー映像も解禁。

日本のドラマ・映画界における最高のラブストーリーの書き手として、その時代を代表する作品を生み出し続けてきた坂元裕二。カンヌ国際映画祭脚本賞受賞により、その物語が世界に届くことを証明した作家が初めて描くことを選んだ、この時代に問いかけるあらたなラブストーリーとはいったい何なのか？　松たか子、松村北斗という初タッグの物語に、なぜこのタイトルが付けられているのか？

すべての要素が絡み合い、いまだかつてない心揺さぶられる深い感動に満ちた新しい映画体験を生み出す作品に結実。日本を超え世界中の人々に笑顔と感動を届ける、一生の思い出となるようなあらたなラブストーリーが誕生する。

■ストーリー
結婚して15年目、事故で夫が死んだ。

夫とは長く倦怠期で、不仲なままだった。
残された妻は第2の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルする術を手に入れる。
戻った過去には、彼女と出会う直前の夫の姿があった。

出会った頃の若き日の夫を見て、彼女は思う。
私はやっぱりこの人のことが好きだった。
夫に再会した彼女は、もう一度彼と恋に落ちる。
そして思う。15年後、事故死してしまう彼を救わなくては――。

“夫婦とは？” “家族とは？” “愛する人と歩む人生とは？”
人生で誰もが直面する、答えのない深くてシンプルな疑問。
この物語は、それらの意味を問いかける、心揺さぶるラブストーリー。