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能登半島地震から4か月です、地震の影響で休館していた富山市の国登録有形文化財「旧馬場家住宅」が1日から一般公開を再開しました。

富山市岩瀬地区にある「旧馬場家住宅」は、江戸時代後期から栄えた廻船問屋で、国の登録有形文化財です。

市教育委員会によりますと、地震で壁がはがれ落ちるなどしましたが、建物を支える柱などに大きな損傷はありませんでした。

柱を1本補強するなど安全を確保したうえで、およそ4か月ぶりに一般公開を再開しました。

観光客(長野県松本市から)
「きょうから再開でうれしいと思って来た。ニュースで見てはいたが、実際どれくらいの被害かはよくわからなかった。かなりひどいんだな、(地震は)こわいなと思った」

一方、馬場家に隣接する国指定重要文化財の「旧森家住宅」は、耐震補強工事に向けた設計を行っているさなかに能登半島地震が起きました。

地震では屋根を支える骨組みのひび割れやずれなど大きな被害が出ました。

市教委によりますと一般公開の再開は2026年度以降になりそうだということです。