湘南加入の経緯を語るディサロ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第30回は、湘南ベルマーレに加入したFWディサロ燦シルヴァーノだ。

 法政大を卒業後の2019年に、J3のギラヴァンツ北九州でプロキャリアをスタート。ルーキーイヤーから7得点を挙げて、クラブのJ2昇格に貢献。2年目は、J2得点ランキング2位の18ゴールを記録する活躍で注目を集めた。

 翌21年には当時J1だった清水エスパルスに移籍して、24試合で1得点。22年の夏には、J2モンテディオ山形に加入して、半年間で8点を決めてチームのJ1昇格プレーオフ進出に貢献した。

 清水に復帰した今季は17試合で3得点を記録するなかで、湘南への完全移籍を決断。新天地に活躍の場を移した経緯を訊いた。

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 清水ではフォワードでのプレー機会が少なく、出場時間も短かった。その2つから、移籍を考えるなかで、湘南と他のクラブが、結構早い段階からオファーをくれていたんです。

 ともに、早い段階のオファーだったのと、フォワードで起用してもらえるという話で迷いました。その結果、今の自分の立場や、いろいろな考えから、環境を変えたいのもあり、湘南で勝負したいと決めました。
 
 湘南のチームのスタイルが、全員で攻守にハードワークするところや、スペースを作って相手の背後への抜け出すプレーがフォワードに求められていると分かっていました。その意味で、自分の特長を活かしやすくて、フィットに直結すると思っています。

(7月20日から23日に行なわれた)御前崎キャンプを経て、チームにフィットしてきていると思っています。完全にフィットし切ったとは、まだ思っていませんけど。実戦形式は、まだ1試合だけですし。

 どのような部分がフィットしてきたかというと、自分のストロングポイントをみんなが理解し始めてくれていることと、自分も自分を活かしてくれる選手の特長を理解してきているところです。

 自分のストロングを活かすのと、チームメイトのストロングを活かす意味で、マッチできるシーンが増えてきたり、コミュニケーションですり合わせられたのが、御前崎キャンプでした。

 チームメイトとのコミュニケーションは意識していますね。途中から加入したので、チームの戦術の自分への落とし込みや、自分の特長を理解してもらうのに、時間が無いのもあったので。その差を埋めるために、コミュニケーションをたくさん取りました。

 サッカーの話以外でも、自分のキャラクターやパーソナリティを理解してもらうことで、プレーでも、それ以外でも、より溶け込みやすいと思っています。

(加入後初戦となる8月5日の)広島戦から逆算しているので、その意味では、順調にやれてきています。
 利き足の左足での正確かつ強烈なシュートに加えて、右足での得点も多く、175センチとFWのなかでは長身ではないものの、ヘディングでも多くのゴールを決めてきたディサロ。豊富な得点パターンは、どのようにして培われてきたのか。

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 小さい頃から両足で蹴れるように、決められるようにというのは、父からよく言われていたこともあり、意識してやってきていました。

(北九州で監督だった)小林伸二さんには「20ゴールを決められる選手は、左足、右足、頭、いろんなパターンで点を取れる選手だから、そこを磨け」という風に言われていました。常にいろんなパターンで得点できる選手ならば、相手は的を絞りにくいと思います。

 ヘディングでは、相手の上から叩くのが僕の得意なパターンではなくて、相手の前に先に入って触るのが得意です。そのストロングを活かすために、目の前のディフェンダーと駆け引きしているというイメージです。ヘディングでのゴールは、昔からよくありました。