サポーターたちからの惜別に大泣きしたディバラ。(C)Getty Images

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 現地時間5月16日に行なわれたセリエAの第37節・ユベントス対ラツィオは2−2のドローに終わった。今シーズンのホーム最終戦を迎えたアリアンツスタジアムでは、試合終了後に退団が決まっているDFジョルジョ・キエッリーニ、そしてFWパウロ・ディバラのセレモニーが行なわれた。

 このセレモニーでは、キエッリーニは最後まで笑顔で終え、一方のディバラは号泣。それを見守った指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリは、中継を担当した『Sky Sports』のインタビューに応じ、「彼らに捧げる夜は素晴らしいものになった。ジョルジョは私がユーベに来た時、他の選手と共に信じられないサポートをしてくれた。パウロは私が育てたといっても過言ではないよ。当時はまだ幼い男の子だったが、成長して自らの居場所を勝ち取り、チームに大きく貢献してくれた」と述べた。
【画像】「顔がくしゃくしゃ」涙を流して去ることになったディバラの切ない表情
 そして、「ジョルジョはここでは笑っていたが、家に帰ったらひとりで泣くかもしれない。パウロは涙を抑えきれなかったね。でも、退団の準備ができていたかの問題ではなく、反応は人それぞれだ」とコメントしている。

 そんななか、注目を集めているのがディバラの号泣の様子だ。顔をくしゃくしゃにして泣く様子が米スポーツメディア『ESPN』などで拡散され、「赤ちゃんみたいだ」「悲しいのか面白いのか分からないレベル」「顔がくしゃくしゃじゃないか…」「悲しい気持ちは伝わってきた。でもごめんちょっと笑っちゃう」といった声が集まった。その一方で、「そんなに泣くくらいなら、契約をまとめる努力もしてくれればよかった」「新たなネットミームの誕生だな」といったやや手厳しいコメントも見られた。

 ディバラの契約は2022年6月末まで。ユベントスは契約延長を望んでいたようだが、金銭面で折り合いがつかずに破談したとされる。果たして、アルゼンチン代表FWの新天地はどこになるのか。今後の動向に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部