『美男<イケメン>ですね』U-NEXTで配信中 ©SBS

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大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』が今夏、日本版リメイクされるというニュースが話題を呼びました。

胸キュン必至♪ リメイクされた韓国ドラマおすすめ4選(画像を見る)

第4次韓流ブームといわれる日本で、人気のある韓国ドラマの作品はまだたくさんあるなか、日本版にリメイクされた作品をドラマウォッチャーの筆者より、ご紹介します。

魅力のある韓国ドラマは日本版になっても面白い

動画配信サービスのおかげで、女性だけではなく男性も、最近は韓国ドラマを「面白い」と言って、興味を持つ方が増えています。

もちろん日本のドラマだって面白いですし、日本の俳優による作品のエンターテインメント性にも注目したいですよね。

どちらも楽しみたい方にとっては、韓国版ドラマが日本版としてリメイクされる作品は、さらに興味深いものに違いありません。そこで今回、韓国ドラマの日本版となったオススメ作品をお届けします。

『美男<イケメン>ですね』

チャン・グンソクとパク・シネによる、芸能界を舞台にしたドラマ『美男<イケメン>ですね』。

美男ばかりの大人気バンドながら、自己中心的なリーダーのファン・テギョン(チャン・グンソク)と、双子の兄の身代わりに男装してバンドに加入したシスター修行中のコ・ミニョ(パク・シネ)が展開するラブストーリーは、韓国で2009年に放送されました。

日本では、2011年にリメイク版を放送。瀧本美織、Kis-My-Ft2の玉森裕太、藤ヶ谷太輔、Hey! Say! JUMPの八乙女光らが登場しました。

パク・シネの役には、瀧本。韓国版と同じ名前の大人気バンド「A.N.JELL」は、チャン・グンソクが演じた役を玉森、バンドメンバーとして藤ヶ谷、八乙女と、日本で実際にスターとして輝くキャストが揃いました。

韓国版ドラマでは、男装するパク・シネが女性だと気づかれないかどうかにハラハラしつつも、俺様気質のチャン・グンソクと距離が縮まっていく様子も気になるところでしたが、日本版でも瀧本×玉森が、たっぷりとドキドキさせてくれました。

そして、日本版『美男<イケメン>ですね』に、チャン・グンソクが本人役でカメオ出演したことでも話題に。

チャン・グンソクにとっては、日本のドラマ初出演でもあったため、注目度の高いドラマとなりました。アジアで人気の今作は、台湾でも2013年にリメイクされています。

『知ってるワイフ』

チソンとハン・ジミンによる、夫婦の日常生活に起こる奇跡を描いたドラマ『知ってるワイフ』。

銀行員のチャ・ジュヒョク(チソン)は、エステティシャンのソ・ウジン(ハン・ジミン)と結婚5年目で、2児の父親。夫婦生活に悩むジュヒョクがタイムスリップで妻を入れ替えようとして、人生の大事なことに気づくというファンタジー作は、韓国で2018年に放送されました。

日本では、2021年にリメイク版を放送。チソンの役は関ジャニ∞の大倉忠義、ハン・ジミンの役は広瀬アリスが演じました。

チソンといえば日本でも、7つの人格を持つキャラクターを演じた『キルミーヒールミー』(2015年)の人気も根強く、ハン・ジミンは昨年公開された、日本映画『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)の韓国リメイク版のジョゼ役でも知られています。

韓国版ドラマでは、鬼嫁を演じるハン・ジミンにおびえる気弱な夫を演じていたチソン。今作に限らず、夫婦でも恋人同士でも、「もしもあの時こうしていたら……」と思うことがひとつやふたつはあるとして、悩む姿もシビアになりすぎずコミカルな要素もあり。

もちろん日本版でも大倉×広瀬が、交差する関係性をしっかりと見せてくれました。

やり直したいことがあって過去に戻り、奇跡の人生を手に入れた時に、果たして本当に自分にとって大事な人は誰なのか?そんなことをふと立ち止まって考え、再発見させてくれるようなストーリー。韓国版でも、日本版でも、どちらも大切なことに気づかせてくれる作品です。

『彼女はキレイだった』

パク・ソジュンとファン・ジョンウムによる、再会することから恋が動き始めるドラマ『彼女はキレイだった』。

冴えない子ども時代を過ごしたチ・ソンジュン(パク・ソジュン)とは反対に、美少女だったキム・ヘジン(ファン・ジョンウム)。大人になってからは逆転し、イケメンのエリートとなったソンジュンと、容姿に自信がなくなったヘジン。ファッション誌の編集部が舞台となるストーリーは、韓国で2015年に放送されました。

日本では、2021年にリメイク版が放送。パク・ソジュンの役をSexy Zoneの中島健人、ファン・ジョンウムの役を小芝風花が演じました。

圧倒的な存在感を放つパク・ソジュンのクールなカッコよさは、中島にも通じるところがあり、なんともスマートなエリートイケメン像を披露。ファン・ジョンウムのコミカルさも、コメディエンヌぶりに定評のある小芝がキュートに見せてくれました。

韓国版では、『梨泰院クラス』他数々の作品で主演を務めるパク・ソジュンはもちろんですが、SUPER JUNIORのチェ・シウォンらが今作に出演していたことでも話題に。

日本版では、現在“チェリまほ”が大ブームとなっている赤楚衛二が、編集部のムードメーカー役として出演し、その子犬系男子っぷりにキュンとさせられた女性も多かった模様。

そして韓国版『彼女はキレイだった』は、中国でも2016年に『逆転のシンデレラ〜彼女はキレイだった〜』と題してリメイクされています。韓国版、日本版、中国版と、それぞれ見比べてみるのも、新しい楽しみ方のひとつかもしれません。

『星から来たあなた』

キム・スヒョンとチョン・ジヒョンによる、宇宙人と女優が恋するドラマ『星から来たあなた』。

17世紀初頭、銀河系の彼方から朝鮮に来て正体を隠して生きてきたト・ミンジュン(キム・スヒョン)は、故郷の星に帰る日が迫るなか、隣の部屋に引っ越してきた傍若無人な人気女優のチョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)に出会うことから始まるストーリーは、韓国で2013年に放送されました。

日本では2022年に、原作のリメイク版が配信。キム・スヒョンの役は福士蒼汰、チョン・ジヒョンの役は山本美月が演じました。

キム・スヒョンとチョン・ジヒョンといえば、2012年に公開された韓国映画『10人の泥棒たち』で初共演。『星から来たあなた』とはシチュエーションがまったく違うものの、両作でふたりが繰り広げるキスシーンにも注目したいところ。

韓国版ドラマでは、再タッグを組んで、ツンデレぶりを発揮するキム・スヒョンと見目麗しくキュートなチョン・ジヒョンの組み合わせにうっとりしますし、日本版でも福士×山本が織り成す新しい『星から来たあなた』に惹き込まれます。

日本版では、浴衣を着ているふたりや花火、流しそうめんなど、日本の文化を感じられる演出も。

このドラマの見どころとして、なんといっても主人公が、人間ではないというユニークさ。一見、無理のありそうな設定ながら、韓国版でキム・スヒョンが見せるト・ミンジュンやチョン・ジヒョンの演技、そして日本版でも自然とドラマに見入ることができるラブコメディになっています。

ラブコメディからハートフルラブストーリーまで、さまざまなタイプの作品がありますよね。

お気に入りの韓国ドラマが、日本版ドラマとして、また新たな顔を見せてくれると楽しさも2倍に広がるはず。両方の作品の良さを味わってみてはいかがでしょうか。