インテルからの関心が取り沙汰された冨安。(C)Getty Images

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 負傷で2022年はほとんど試合に出ることができていない。だが、イタリアでの2年間とアーセナルでのシーズン前半戦での活躍で、冨安健洋の評価は確かなものとなっている。

 インテルの専門サイト『interlive.it』は4月2日、「守備のジョーカー」として、冨安に同クラブが関心を寄せていると報じた。守備と右サイドの強化を図る中で、日本代表DFに注目しているという。

 昨年夏にアシュラフ・ハキミをパリ・サンジェルマンに売却したインテルは、デンゼル・ドゥムフリースが右ウイングバックのレギュラーを務め、マッテオ・ダルミアンが控えを務めている。この右サイドの層を厚くするのに、冨安が適任というわけだ。CBが本職の冨安だが、ボローニャでの2年で右SBとして大きく成長。アーセナルでも右SBとして活躍してきた。同メディアはウイングバックでも機能すると考えているようだ

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 また、『interlive.it』によると、インテルはCBも必要としている。本人もそう発言したことがあったが、3バックの右CBは、それこそ冨安にとって最適のポジションと言えるだろう。

 同メディアは、冨安の負傷後にセドリク・ソアレスが代役をこなしており、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権を得られなければ、アーセナルが放出に踏み切るかもしれないと報道。現イタリア王者で欧州最高峰の大会に出られれば、選手も気に入るかもしれないと伝えている。

 だが、インテルは「狂った金額」を支払うつもりはないという。そのため、インテルが冨安獲得を考慮するのは、買い取りが義務ではない、買い取りオプションつきのレンタルで獲得できる場合だけかもしれないとつけ加えた。

イタリアでの報道とあり、インテルにとって好条件での取引を前提とした報道だが、敏腕ディレクターのジュゼッペ・マロッタが冨安獲りに動くことはあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部