今シーズン6敗目を喫することとなったボルシア・ドルトムントのエディン・テルジッチ監督は、「結果というものは、能力とメンタリティによって導き出されれるものだ」とTV局スカイに対してコメント。「今日は能力に頼りすぎていた」と、選手たちがこの試合へと臨む姿勢について苦言を呈した。
 
 特に前半について振り返り、「選手たちがみせていた姿勢は理解に苦しむものだったよ。すぐに頭を下げてしまったんだ」と、レヴァークーゼンにいーどを奪われた後のパフォーマンスについて言及。対峙することさえままならず、アウトサイドを中心にレヴァークーゼンへとスペースを提供してしまった。

 さらに「結果として起こってしまったことを受け入れなくては」と話す指揮官へ、「うまくいかなくなったら、それでもう対峙できなくなっていたよ」と、ユリアン・ブラントも同調。「レヴァークーゼンはどのパスにおいてもしっかり選択肢、どうつつないでいくかを熟考できていた」と言葉を続けている。

 そしてハーフタイムではまさにこのことについて選手たちへと指摘しており、その甲斐もあってか、後半の立ち上がりからはドルトムントはブラントの同点ゴールなど、それまでとは異なる様をみせ試合をひっくり返す勢いにもみえた。だが同点弾直後に掴んだその最大のチャンスを、逃すこととなるブラントは「そこでしっかり相手を仕留めないといけなかった」と悔やむ。「ロイスにつなげようと思ってしまった」

 最終的には得点を決めきれない時間帯が続いた後に、レヴァークーゼンのカウンターによって、決勝点を奪われることになる。3位との直接対決で敗れたドルトムントは、水曜日の結果次第では首位バイエルンとの勝ち点差が二桁にまで拡大することになるが、主将ロイスは「この試合の前にも後にも、リーグ優勝は関係ない」と語った。