好きな人につい気持ちとは反対の行動をとってしまう「好き避け」。実際、好きな人に素直になれなくて悩んだり、また好きな人から冷たい態度をとられて悩んだりする方も少なくないでしょう。この記事では、好き避けによくみられる行動や好き避けの克服方法など、好き避けの悩みに役立つ情報をご紹介します。

好き避けって何?

まずは、好き避けが何なのか、基本的な部分に関して説明していきます。

好きな人に冷たい言動をとってしまうこと

好き避けとは、好きな人に対して冷たい言動をとり、相手を避けてしまうことです。その行動だけ見れば、周囲の人は「避けている人のことが嫌いなの?」と思うかもしれませんが、避けている理由は全く真逆のことが原因だと言えます。

したくてしているわけではないことも多い

「なんで好き避けなんてするの?」「好きなら避けなければいいのに」そう思う方もいるでしょう。しかし、好き避けは、自分で意図して行っているというわけではなく、相手を前にするとついそのような態度・言動をとってしまうという人も多いのです。意図していないので、好き避けしてしまう本人もどうすれば良いのかわからず、悩んでいる場合があります。

好き避けでよく見られる行動

それでは実際、好き避けではどのような行動をとるのでしょうか?よく見られる行動をピックアップしました。

そっけない態度

そっけない態度をとってしまうというのは、好き避けでは定番の行動です。好きな相手に気持ちとは裏腹なそっけない態度をとってしまう。好き避けしてしまうことに悩む人の多くが経験しています。相手としっかり話したり、目を合わせたりできず、ついそっぽ向いてしまう切なさ。周囲の人も避けられている相手も、普通なら「嫌われている」と感じるでしょう。

無視

そっけない態度をとることが怖くて、好きな人を思わず無視してしまうという人もいます。そもそも相手と関わる気がない、全く興味がないようにも見えるため、非常にネガティブなイメージがつく可能性があります。特定の相手の会話に反応しない、話しかけようとするといなくなる、目が合うと避けるなどという行動が一般的です。

からかいや冷やかしなどの意地悪

一見避けているようには見えませんが、これも好き避けの一種です。特定の相手をいつもからかったり冷やかしたり、少し小馬鹿にしたような態度をとってしまうというものです。よく小学生男子が好きな女の子をからかったり意地悪したり、という描写がありますが、そのようなイメージで考えると良いでしょう。好きな子ほど構いたくなるという気持ちが、素直になれない男心とミックスされ、こういった形であらわれています。

目の前でほかの人と仲良くする

好きな相手の前で好きな人以外の人と仲良くするという好き避けもあります。これは、単に仲良くしている人が本当に好きな場合もあるため、一概に全て好き避けと判断できるわけではありません。
ただし、誰かと仲良くしながら、別な女性の行動を気にしたりする素振りがあれば、本命はその別な女性である可能性が高いでしょう。

嫌いだと言う

相手に対して嫌い・好きじゃないなど、興味をもっていないという主旨の発言をすることも、好き避けの場合があります。言葉ではっきり言っているなら本当に嫌いなのでは?と思うかもしれません。例えば周りに好きな人がバレそうになって、思わず「好きじゃない!」と言ってしまったような経験はないでしょうか?そのような感覚だと考えましょう。
ただし、言葉の通りであるケースもあるので、これも好き避けかどうか判断するのは難しい行動です。

なぜ好き避けするの?

一体なぜ好き避けをしてしまうのでしょうか?その行動の背景にあるさまざまな心理をご紹介します。

照れ隠し

好きな人を前にすると恥ずかしくなってしまい、照れ隠しのために冷たい態度をとってしまうというケースは少なくないでしょう。自分の気持ちを相手や周囲に知られたくないという気持ちです。

自分に自信がない

自分に自信がなく、積極的に相手に好意を伝えることができないという理由も考えられます。好意がバレたときに振られることがつらいと思うあまり、傷つかないため好意を隠そうとして好き避けをしてしまうのです。

プライドが高い

自分に自信がないという理由とは全く反対ですが、プライドが高い場合も好き酒をしてしまう可能性があります。その自尊心が邪魔をして、相手に素直に好意を伝えることができないというものです。

あまのじゃく

元々素直になりづらいあまのじゃくな性格のため、好き避けしてしまうというパターンもあります。ついつい好きな相手をからかってしまうというのはまさしくこのタイプでしょう。そういう性格であるとわかれば、比較的好き避けをしていると見抜きやすくもあります。

嫉妬

好きな人が自分以外の人と仲良くしていることが気に入らないという嫉妬の気持ちから、相手に冷たくしてしまうという場合もあります。なお、嫉妬の気持ちが解消されれば好き避けもなくなり、素直な行動をとり始めるでしょう。

駆け引き

恋の駆け引きのため、冷たくすることで相手の気を引いているというパターンもあります。好き避けではありますが、この場合は、わざと行っているため、ほかの好き避けとは少し異なるでしょう。好き避けが効果的でないとわかれば、すっぱりやめて違う仕掛け方をしてくる可能性があります。

好き避けはどんなことを招くか

好き避けは果たして恋愛にとってプラスなのでしょうか?好き避けを続けることで、どんな状況を招く可能性があるのか考えてみましょう。

好き避けした相手に嫌われる

好き避けは、好き避けであると気付かれない場合が少なくありません。つまり、ただ態度が悪い人と思われるということです。好き避け相手は「自分は嫌われている」と感じ、離れていってしまう可能性があります。
また、好き避けだと気付いても、同じような行動が続けば「対応に疲れた」「付き合っても面倒くさそう」と相手が考え、やはり離れてしまう可能性があるでしょう。

周りから冷たい人と見られる可能性も

周りの人は好き避けしている本人の気持ちはわかりません。それゆえ、ただ単に特定の相手にそっけない態度をとる冷たい人だと思われる可能性もあります。そうなると、周りからの自分の人間性に対する評価が下がるリスクもあるでしょう。

好き避けをやめさせるには?やめるには?

好き避け自体は珍しいことではないものの、続けていてもあまり良いことはなさそうですね。それでは好き避けをやめさせる、またやめるにはどうすればよいのでしょうか。

やめさせるには「相手に自分の好意をしっかり伝える」

好き避けの大きな原因は「好きな相手が自分を好きかわからない」という不安感にあります。つまり、好きな相手が自分を好きだとわかれば好き避けする必要はなくなるということです。
好き避けする相手に、自分の好意を示すことが好き避けをやめさせる近道です。好きだとわかりやすい態度をとる、あるいははっきり好意を伝えるなど、どのようなアクションをとるか考えてみましょう。

やめるには「好き避けしても自分の好意は伝わらないと理解する」

好き避けは思わずしてしまうことが多く、自分で改善するのはなかなか難しいものです。しかし、好き避けしていてもほぼ何もメリットは生まれません。ともすれば恋愛を終了させるリスクもあると理解できれば、徐々にやめられる可能性はあります。
好きな相手には素直になるのが1番です。急には無理でも、少しずつ自分を変えていけるよう頑張ってみませんか?

「嫌い避け」の場合もあるので注意

好き避けのほかに「嫌い避け」も存在します。その名の通り、嫌い避けは本当に嫌いなのでとる行動です。見分けるのが難しいものの、ほかに相手が自分のことを好きかもしれないと思い当たるような行動が全くなければ、嫌い避けの可能性が高いでしょう。

好き避けを理解して恋愛に活かそう


好き避けには、実は相手を好きだと言うピュアで強い気持ちが隠されています。しかし、気持ちと裏腹な行動でせっかくの恋によくない影響を与えてしまうのは勿体ないことです。ぜひこの記事で好き避けを理解し、好きな人に自分の本当の気持ちが伝わるよう行動してみてください。