画像は「消毒用エタノール」

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殺菌消毒薬などの医薬品を製造販売する健栄製薬は、消毒用エタノールなどを精製水で希釈しないよう呼びかけた。

健栄製薬は9日、「精製水がどこにも売ってない」という難病の子どもを持つ母親の声を取り上げた記事をTwitterで引用。手指や傷口の殺菌消毒に用いる同社製品「消毒用エタノール」「消毒用エタノールIP」「手ピカジェル」シリーズについては、「最も効力が高い濃度に調整済み」であると説明。「精製水等での希釈は効力が下がる可能性が高い」として薄めて使わないように呼びかけた。

薬局などでは、新型コロナウイルスの影響で除菌用品が品薄状態となっているため、代用品の作り方をTV番組などでも紹介している。テレビ朝日のニュース番組でもアルコール消毒液を自宅で作るとして、「無水エタノール」と水を混ぜ合わせる方法を解説。「ミネラルウォーターや水道水でもいいのですが、できればミネラルなどが入っていない純水の精製水がいい」と伝えた。ネット上には、この内容を引用しつつも間違えて「消毒用エタノール」と記している情報もある。