健康志向を追い風にサプリ好調、ファンケルの次ぎの一手は?
―外国人観光客のお土産需要もあり、サプリメントの売り上げが好調です。
―海外市場をどう開拓しますか。
「植物由来のスキンケア商品の海外向けブランド『ボウシャ』は、すでに進出している北米やアジアに加え、18年度は欧州、中近東にも店舗を増やす。今後3年間で、売上高1・5倍を目指す」
「中国では、17年に国営医療・ヘルスケアグループ中国国際医薬衛生公司(国薬国際、北京市)と健康食品の代理店契約を結んだ。同社が経営する病院や検査機関などでファンケルのサプリを提供したい。中国は予防医学の考えが強く市場も大きい。販売許認可の取得などがあるため、早くて20年度の販売になるが期待している」
―研究開発にどう取り組みますか。
「研究開発費は売り上げに対して約3%。無添加にこだわった化粧品をはじめ商品開発で他社との差別化を図っており、この数字は維持したい。海外展開に伴い、国ごとの需要や制限にも対応する必要がある」
―ネットチャンネルでの販売戦略は。
「ファンケルは約20年前からネット通販を手がけるが、最近はスマートフォンのアプリなどさらに利便性が向上している。カタログ通販から徐々にネットにシフトし、コスト削減分をシステム開発に充てたい」
「7月から電話、ネット、店舗の各販売チャンネルのシステムを統合させ、リアルタイムに販売履歴などを更新できるよう連携した。これによりチャンネルをまたいでおすすめ商品情報などを提供できる。また自社でのシステム基盤ができることで、今後は外部通販との連携もしやすくなり、さらに細やかな商品提案ができる」
