[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2018年1月30日放送の「きりちゃん収穫日記」のコーナーで、能登の伝統野菜である中島菜の紹介をしていました。

独特のほろ苦さと風味のある中島菜。七尾市中島町だけで作られている野菜です。

菜めし中島菜(inazakiraさん撮影、Flickrより)

生産量をアップして全国へ

のどかな田園風景の広がる七尾市中島町。中島菜はこの地区だけで作られている能登の伝統野菜で、明治時代から小規模ながら栽培されてきました。

この地域でのみ育ったものしか、中島な特有の苦味、風味が出ないといわれています。

雪国なので、露地栽培は難しいと思われがちですが、中島菜は雪の下でも育つ生命力の強い野菜です。

それでも限られた地域でしか作れないので、生産量が増えないという悩みから、ハウス栽培などをはじめ、生産量をアップして、全国へ広める工夫を行っています。

ビタミン、ミネラルが豊富で血圧上昇を抑える効果もある中島菜は、塩ゆでにしたり、だしつゆ、ごま油、塩コショウ、白ごまと和えてナムルにしたりするとおいしいです。

独特の苦味が苦手な子どもも、じゃがいも、玉ねぎと一緒にコンソメスープで煮て、ミキサーにかけて牛乳でのばし、ポタージュにすると、人気の献立にもなるそうです。(ライター:りえ160)